WIL説明書(C++)
3.0.0
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限られた範囲をサーチする場合は2つの方法があります。
一般的には 前者 1) の方法で行いますが、対象画像が非常に大きく、処理範囲が非常に小さい場合は、
後者 2) の方法で行うことにより、画像圧縮処理の時間を短縮することができます。
画像圧縮処理とは、指定された画像の幅/高さをそれぞれ 1/2N に圧縮する処理です。
詳しくは、別冊 FIE ライブラリ説明書のグレイサーチの説明のページに記載されている "粗密探索と画像圧縮" の項をご参照ください。
説明は、下記の階層にあります。
モジュール > FIE module > サーチ > グレイサーチ(正規化相関サーチ) > 説明
サーチ処理の時間に差異はありませんが、サーチ処理の前の画像圧縮の処理量が下記のように異なります。
前者 1) の方法は、画像全体の圧縮を行います。
後者 2) の方法は、部分画像の圧縮を行います。
但し、サーチ結果の座標が異なることにご注意ください。
後者 2) は、部分画像の左上を原点(0,0)とする座標を返します。
画像全体の左上を原点とする座標に変換するには、サーチ結果にオフセット値を加算する必要があります。
対象画像:
1) 画像全体 | ![]() |
2) 部分画像 | ![]() |
出力結果:
[1] 1.556 msec 867.000, 151.000,9999 [2] 1.036 msec 867.000, 151.000,9999
ソースコード: