下図は、本製品で提供されるライブラリ(及び関連製品)とユーザーアプリケーションの依存関係を示します。
図中の四角はカテゴリを意味しています。四角の右側にはそのカテゴリに分類されるファイル名を記載しています。
- 1. FVIL ライブラリ
- 本製品のクラスライブラリ部分です。
主に以下の3つの要素で構成されています。
- 画像処理
後述 2 の FIE をクラスでラッピングしたものです。
使用頻度が高い画像処理機能(FIE 関数に対して約4割ほど)を実装しています。
- 外部同期と入出力
イメージグラバーやデジタル入出力デバイスのコントローラクラスです。
- 表示
Windows GDI を用いた描画クラスです。
画像表示やサブピクセル座標の幾何データの表示を容易に行えます。
- 通常、ユーザーアプリケーションは FVIL クラスに依存しますが、 FVIL クラスに実装されていない画像処理機能が必要な場合は FIE 関数を併用してください。
- 2. FIE ライブラリ
- 本製品の画像処理機能の中枢です。
本ライブラリは C 言語 I/F (stdcall) の関数を DllImport でラッピングした関数群で構成されています。 関数の入出力は FHANDLE 型で表現されるオブジェクトを介します。 このオブジェクトは、前述 1 の FVIL クラスからも取得できますので FVIL クラスと FIE 関数を併用することが可能です。
- 3. FGA ライブラリ
- GPU (Graphics Processing Unit) を用いた画像処理機能です。
本製品のインストーラには標準で含まれていませんので別途インストールする必要があります。