実行
[グレイサーチ (正規化相関サーチ)]


関数

FHANDLE FVALGAPI fnFGA_gs2_alloc (UINT first_buff_size, UINT last_buff_size, UINT cache_pow_num)
 FGA グレイサーチオブジェクトの生成.
INT FVALGAPI fnFGA_gs2_search (FHANDLE hgs, FHANDLE hpattern, FHANDLE himage, BOX_T search_window, INT threshold_mid, INT threshold_final, INT edge_detect, INT reverse_mode, INT pitch_x, INT pitch_y, enum f_gs2_mode search_mode, INT search_type, F_GS_RESULT *result, INT max_result_num, INT *result_num)
 グレイサーチの実行.
INT FVALGAPI fnFGA_gs2_search_enforce (FHANDLE hgs, FHANDLE hpattern, FHANDLE himage, BOX_T search_window, INT threshold_mid, INT threshold_final, INT edge_detect, INT reverse_mode, INT pitch_x, INT pitch_y, INT first_unit, INT last_unit, F_GS_RESULT *result, INT max_result_num, INT *result_num)
 [非推奨] グレイサーチの実行. (圧縮度を強制する版).
INT FVALGAPI fnFGA_gs2_search_enforce2 (FHANDLE hgs, FHANDLE hpattern, FHANDLE himage, BOX_T search_window, INT threshold_mid, INT threshold_final, INT edge_detect, INT reverse_mode, INT pitch_x, INT pitch_y, INT first_unit, INT last_unit, enum f_gs2_subpxl_neib subpxl_neib, F_GS_RESULT *result, INT max_result_num, INT *result_num)
 グレイサーチの実行 (圧縮度を強制する版 2:サブピクセル推定近傍指定追加版).

関数

FHANDLE FVALGAPI fnFGA_gs2_alloc ( UINT  first_buff_size,
UINT  last_buff_size,
UINT  cache_pow_num 
)

FGA グレイサーチオブジェクトの生成.

グレイサーチの作業領域となる FGA グレイサーチオブジェクトを生成します。
不要になった FGA グレイサーチオブジェクトは必ず FIE ライブラリの関数 fnFIE_free_object() で解放してください。

本関数に対応する FIE ライブラリ関数は fnFIE_gs2_alloc() となります。

引数:
[in] first_buff_size 初期サーチ結果候補初期バッファサイズ
通常は 0 を指定してください。0 を指定すると、デフォルト値を使用します。
初期サイズが小さく、メモリが足りなくなった場合には内部で自動で再アロケートを行いますが、 メモリの再アロケートを少なくしたい等の理由で、初期サイズを変更する場合に指定します。 なお、この設定値によってサーチ結果が変化することはありません。
[in] last_buff_size 最終サーチ結果候補初期バッファサイズ
通常は 0 を指定してください。0 を指定すると、デフォルト値を使用します。
初期サイズが小さく、メモリが足りなくなった場合には内部で自動で再アロケートを行いますが、 メモリの再アロケートを少なくしたい等の理由で、初期サイズを変更する場合に指定します。 なお、この設定値によってサーチ結果が変化することはありません。
[in] cache_pow_num このパラメータは使用されていません。
0 を指定してください。
戻り値:
正常終了した場合は、生成した FGA グレイサーチオブジェクトのハンドルを返します。
ライセンスエラー、未初期化エラー、パラメータエラー、またはメモリ不足エラーにより生成できなかったときは NULL を返します。

INT FVALGAPI fnFGA_gs2_search ( FHANDLE  hgs,
FHANDLE  hpattern,
FHANDLE  himage,
BOX_T  search_window,
INT  threshold_mid,
INT  threshold_final,
INT  edge_detect,
INT  reverse_mode,
INT  pitch_x,
INT  pitch_y,
enum f_gs2_mode  search_mode,
INT  search_type,
F_GS_RESULT *  result,
INT  max_result_num,
INT *  result_num 
)

グレイサーチの実行.

グレイサーチを実行します。
グレイサーチオブジェクト、グレイサーチパターンオブジェクト、及びサーチ対象となる画像オブジェクトには、 それぞれ FGA オブジェクトを使用して下さい。

本関数に対応する FIE ライブラリ関数は fnFIE_gs2_search() となります。
ここに記載されていない詳細な仕様に関しては 「FIE ライブラリ説明書」 を参照して下さい。

引数:
[in,out] hgs FGA グレイサーチオブジェクト
[in] hpattern FGA グレイサーチパターンオブジェクト
[in] himage サーチ対象となる FGA 画像オブジェクト ( type : uc8 )
チャネル数は 1 でなければいけません。 また、パターンのサイズよりも縦横共に大きい必要があります。
[in] search_window サーチウインドウ
画像オブジェクトの中でサーチを行う処理範囲を himage 上の座標で指定します。 himage の内部に納まるように座標を指定する必要があります。 また、パターンのサイズよりも大きい必要があります。
[in] threshold_mid 途中相関値 ( 1000 〜 9999 )
[in] threshold_final 最終相関値 ( 1000 〜 9999 )
[in] edge_detect サーチウインドウ周囲接触フラグ
  • TRUE サーチウインドウに接したパターンも検出
  • FALSE サーチウインドウに接したパターンを検出しない
[in] reverse_mode 反転パターン検出モードフラグ 濃度反転しているパターンも検出するかどうかを指定します。
  • TRUE 反転パターンも検出
  • FALSE 反転パターンを検出しない
[in] pitch_x 最終的な回答の出力時に、同一の解であるとみなす範囲を指定します。
0 を入力した場合、パターンサイズの半分になります。
[in] pitch_y 最終的な回答の出力時に、同一の解であるとみなす範囲を指定します。
0 を入力した場合、パターンサイズの半分になります。
[in] search_mode サーチ精度を指定します。
  • F_GS2_NORMAL_MODE 通常精度
  • F_GS2_HIGH_MODE 高精度
  • F_GS2_SUPER_MODE 超高精度
  • F_GS2_ULTRA_SUPER_MODE ウルトラ超高精度
[in] search_type サーチ複雑度を指定します。( 1 〜 9 )
[out] result サーチ結果
サーチスコア( 0 〜 10000 )と結果座標の 100 倍値を返します。
[in] max_result_num サーチ結果取得個数。
相関値の上位からこの個数だけ回答します。 result はこの個数よりも大きい配列でなければいけません。
[out] result_num 見つかったサーチ結果の個数 ( 0 〜 max_result_num )
戻り値:
F_ERR_NONE 正常終了
F_ERR_INVALID_PARAM 引数異常 範囲外の引数を与えた、継続サーチ時に圧縮フィルタ種別が同一でないなど
F_ERR_INVALID_OBJECT 引数オブジェクトの種別が異常,引数オブジェクトが NULL
F_ERR_NOMEMORY メモリ不足
F_ERR_INVALID_IMAGE 対応していない画像が渡された
F_ERR_NO_LICENCE ライセンスエラー、または未初期化エラー

INT FVALGAPI fnFGA_gs2_search_enforce ( FHANDLE  hgs,
FHANDLE  hpattern,
FHANDLE  himage,
BOX_T  search_window,
INT  threshold_mid,
INT  threshold_final,
INT  edge_detect,
INT  reverse_mode,
INT  pitch_x,
INT  pitch_y,
INT  first_unit,
INT  last_unit,
F_GS_RESULT *  result,
INT  max_result_num,
INT *  result_num 
)

[非推奨] グレイサーチの実行. (圧縮度を強制する版).

グレイサーチを実行します。
グレイサーチオブジェクト、グレイサーチパターンオブジェクト、及びサーチ対象となる画像オブジェクトには、 それぞれ FGA オブジェクトを使用して下さい。

本関数に対応する FIE ライブラリ関数は fnFIE_gs2_search_enforce() となります。
ここに記載されていない詳細な仕様に関しては 「FIE ライブラリ説明書」 を参照して下さい。

引数:
[in,out] hgs FGA グレイサーチオブジェクト
[in] hpattern FGA グレイサーチパターンオブジェクト
[in] himage サーチ対象となる FGA 画像オブジェクト ( type : uc8 )
チャネル数は 1 でなければいけません。 また、パターンのサイズよりも縦横共に大きい必要があります。
[in] search_window サーチウインドウ
画像オブジェクトの中でサーチを行う処理範囲を himage 上の座標で指定します。 himage の内部に納まるように座標を指定する必要があります。 また、パターンのサイズよりも大きい必要があります。
[in] threshold_mid 途中相関値 ( 1000 〜 9999 )
[in] threshold_final 最終相関値 ( 1000 〜 9999 )
[in] edge_detect サーチウインドウ周囲接触フラグ
  • TRUE サーチウインドウに接したパターンも検出
  • FALSE サーチウインドウに接したパターンを検出しない
[in] reverse_mode 反転パターン検出モードフラグ
濃度反転しているパターンも検出するかどうかを指定します。
  • TRUE 反転パターンも検出
  • FALSE 反転パターンを検出しない
[in] pitch_x 最終的な回答の出力時に、同一の解であるとみなす範囲を指定します。
0 を入力した場合、パターン幅の半分になります。
[in] pitch_y 最終的な回答の出力時に、同一の解であるとみなす範囲を指定します。
0 を入力した場合、パターン高さの半分になります。
[in] first_unit サーチ開始圧縮度を指定します。( 0 〜 9 )
圧縮度がnのとき、2 の-n乗倍の画像でサーチを開始します。
[in] last_unit サーチ終了圧縮度を指定します。( 0 〜 9 )
圧縮度がnのとき、2 の-n乗倍の画像でサーチを完了します。
[out] result サーチ結果
サーチスコア( 0 〜 10000 )と結果座標の 100 倍値を返します。
[in] max_result_num サーチ結果取得個数。
相関値の上位からこの個数だけ回答します。 result はこの個数よりも大きい配列でなければいけません。
[out] result_num 見つかったサーチ結果の個数 ( 0 〜 max_result_num )
戻り値:
F_ERR_NONE 正常終了
F_ERR_INVALID_PARAM 引数異常 引数オブジェクトがない、範囲外の引数を与えた、継続サーチ時に圧縮フィルタ種別が同一でないなど
F_ERR_INVALID_OBJECT 引数オブジェクトの種別が異常
F_ERR_NOMEMORY メモリ不足
F_ERR_INVALID_IMAGE 対応していない画像が渡された
F_ERR_NO_LICENCE ライセンスエラー、または未初期化エラー
非推奨:
本関数は後方互換性のために残されています。
新規の開発では fnFGA_gs2_search_enforce2() を使用し、本関数は使用しないでください。
fnFGA_gs2_search_enforce2() の引数 subpxl_neib にF_GS2_SUBPXL_NEIB_4 を設定すると本関数と同一の動作になります。

INT FVALGAPI fnFGA_gs2_search_enforce2 ( FHANDLE  hgs,
FHANDLE  hpattern,
FHANDLE  himage,
BOX_T  search_window,
INT  threshold_mid,
INT  threshold_final,
INT  edge_detect,
INT  reverse_mode,
INT  pitch_x,
INT  pitch_y,
INT  first_unit,
INT  last_unit,
enum f_gs2_subpxl_neib  subpxl_neib,
F_GS_RESULT *  result,
INT  max_result_num,
INT *  result_num 
)

グレイサーチの実行 (圧縮度を強制する版 2:サブピクセル推定近傍指定追加版).

グレイサーチを実行します。
グレイサーチオブジェクト、グレイサーチパターンオブジェクト、及びサーチ対象となる画像オブジェクトには、 それぞれ FGA オブジェクトを使用して下さい。

本関数に対応する FIE ライブラリ関数は fnFIE_gs2_search_enforce2() となります。
ここに記載されていない詳細な仕様に関しては 「FIE ライブラリ説明書」 を参照して下さい。

引数:
[in,out] hgs FGA グレイサーチオブジェクト
[in] hpattern FGA グレイサーチパターンオブジェクト
[in] himage サーチ対象となる FGA 画像オブジェクト ( type : uc8 )
チャネル数は 1 でなければいけません。 また、パターンのサイズよりも縦横共に大きい必要があります。
[in] search_window サーチウインドウ
画像オブジェクトの中でサーチを行う処理範囲を himage 上の座標で指定します。 himage の内部に納まるように座標を指定する必要があります。 また、パターンのサイズよりも大きい必要があります。
[in] threshold_mid 途中相関値 ( 1000 〜 9999 )
[in] threshold_final 最終相関値 ( 1000 〜 9999 )
[in] edge_detect サーチウインドウ周囲接触フラグ
  • TRUE サーチウインドウに接したパターンも検出
  • FALSE サーチウインドウに接したパターンを検出しない
[in] reverse_mode 反転パターン検出モードフラグ
濃度反転しているパターンも検出するかどうかを指定します。
  • TRUE 反転パターンも検出
  • FALSE 反転パターンを検出しない
[in] pitch_x 最終的な回答の出力時に、同一の解であるとみなす範囲を指定します。
0 を入力した場合、パターン幅の半分になります。
[in] pitch_y 最終的な回答の出力時に、同一の解であるとみなす範囲を指定します。
0 を入力した場合、パターン高さの半分になります。
[in] first_unit サーチ開始圧縮度を指定します。( 0 〜 9 )
圧縮度がnのとき、2 の-n乗倍の画像でサーチを開始します。
[in] last_unit サーチ終了圧縮度を指定します。( 0 〜 9 )
圧縮度がnのとき、2 の-n乗倍の画像でサーチを完了します。
[in] subpxl_neib 精サーチ・サブピクセル推定に用いる近傍を指定します。
8近傍を指定する場合、サーチ終了圧縮度(last_unit)は 0 を推奨します。
  • F_GS2_SUBPXL_NEIB_4 4近傍
  • F_GS2_SUBPXL_NEIB_8 8近傍
[out] result サーチ結果
サーチスコア( 0 〜 10000 )と結果座標の 100 倍値を返します。
[in] max_result_num サーチ結果取得個数。
相関値の上位からこの個数だけ回答します。 result はこの個数よりも大きい配列でなければいけません。
[out] result_num 見つかったサーチ結果の個数 ( 0 〜 max_result_num )
戻り値:
F_ERR_NONE 正常終了
F_ERR_INVALID_PARAM 引数異常 引数オブジェクトがない、範囲外の引数を与えた、継続サーチ時に圧縮フィルタ種別が同一でないなど
F_ERR_INVALID_OBJECT 引数オブジェクトの種別が異常
F_ERR_NOMEMORY メモリ不足
F_ERR_INVALID_IMAGE 対応していない画像が渡された
F_ERR_NO_LICENCE ライセンスエラー、または未初期化エラー


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