処理フロー
濃度プロファイル(直線)
濃度プロファイル(円弧)
濃度プロファイルは、計測ラインの一部が入力画像に含まれている場合に生成されます。 ただし、計測ライン部分が入力画像に含まれておらず、対応する片幅領域のみが入力画像に含まれている場合は、 有効領域には含まれません。 あくまで、計測ラインを基準として有効領域が設定されます。
また、線形補間で濃度を取得するため、画像の横幅を pixel, 縦幅を
pixel としたとき 計測ライン上の座標
が
かつ
であれば 座標
は入力画像に含まれているとします。
計測ラインが直線の場合、濃度プロファイル内の有効領域は1つとなります。 有効領域の位置は、濃度プロファイルの先頭からのオフセット量と長さとして取得されます。 緑色で塗りつぶされている部分が有効領域となります。 図では、濃度プロファイル生成領域内の画素の中心が、入力画像内に含まれている場合に有効領域としています。
濃度プロファイルの有効領域
濃度プロファイルの有効領域のオフセットと長さ
計測ラインが円弧の場合、濃度プロファイル内の有効領域は複数存在します。 下図に、円弧の角度を で指定した場合の例を示します。 この場合、有効領域は最大で5つとなります。
実際には、円弧の角度に制限を設けていません。 そのため、1つの濃度プロファイル内に最大で「濃度プロファイルの長さ÷2」の有効領域が存在することになります。 有効領域の位置は、濃度プロファイルの先頭からのオフセット量と長さの配列として取得されます。
有効領域が1つの場合の例
有効領域が2つの場合の例
有効領域が3つの場合の例
有効領域が4つの場合の例
有効領域が5つの場合の例
モジュール | |
低レベル関数 | |
データ構造 | |
struct | F_ARRAY_INDEX |
配列の有効領域指定構造体 [詳細] | |
struct | F_EDGE1D_DIFF_FILTER |
1次元エッジ用微分フィルタ [詳細] | |
struct | F_ARC |
円弧型構造体 [詳細] | |
列挙型 | |
enum | f_edge1d_filter { F_EDGE1D_DOG, F_EDGE1D_CORR } |
エッジ検出フィルタの種類 [詳細] | |
enum | f_edge1d_edge_direction { F_DRK_TO_BRI = 0, F_BRI_TO_DRK = 1, F_DTC_BOTH = 2 } |
エッジ方向 [詳細] | |
enum | f_diff_type { F_ABSOLUTE_THR = 0, F_RELATIVE_THR = 1 } |
濃度差しきい値種別 [詳細] | |
enum | f_edge1d_sort_mode { F_MAG_SORT = 0, F_POS_SORT = 1 } |
エッジの保存順 [詳細] | |
enum | f_edge1d_projection_mode { F_PROJECTION_BOX = 0, F_PROJECTION_FAN = 1 } |
濃度投影方法 [詳細] | |
関数 | |
INT FVALGAPI | fnFIE_edge1d_line (FHANDLE hsrc, DSGMT_T line, INT prj_width, enum f_edge1d_filter filter_mode, enum f_edge1d_edge_direction direct_mode, enum f_diff_type diff_type, DOUBLE diff_thr, enum f_edge1d_sort_mode sort_mode, F_DEDGE **edges, INT *edge_num) |
計測ライン(線分)上からの複数エッジ点の検出 | |
INT FVALGAPI | fnFIE_edge1d_line2 (FHANDLE hsrc, DSGMT_T line, INT prj_width, F_EDGE1D_DIFF_FILTER diff_filter, INT arnd, INT interval, enum f_edge1d_edge_direction direct_mode, enum f_diff_type diff_type, DOUBLE diff_thr, enum f_edge1d_sort_mode sort_mode, F_DEDGE **edges, INT *edge_num, INT **diff, INT *diff_len) |
計測ライン(線分)上からの複数エッジ点の検出 | |
INT FVALGAPI | fnFIE_edge1d_arc (FHANDLE hsrc, F_ARC arc, INT prj_width, enum f_edge1d_filter filter_mode, enum f_edge1d_edge_direction direct_mode, enum f_diff_type diff_type, DOUBLE diff_thr, enum f_edge1d_sort_mode sort_mode, F_DEDGE **edges, INT *edge_num) |
計測ライン(円弧)上からの複数エッジ点の検出 | |
INT FVALGAPI | fnFIE_edge1d_arc2 (FHANDLE hsrc, F_ARC arc, INT prj_width, F_EDGE1D_DIFF_FILTER diff_filter, INT arnd, INT interval, enum f_edge1d_edge_direction direct_mode, enum f_diff_type diff_type, DOUBLE diff_thr, enum f_edge1d_sort_mode sort_mode, F_DEDGE **edges, INT *edge_num, INT **diff, INT *diff_len) |
計測ライン(円弧)上からの複数エッジ点の検出 | |
INT FVALGAPI | fnFIE_edge1d_radial (FHANDLE hsrc, DPNT_T center, INT start_radius, INT range_radius, DOUBLE start_angle, DOUBLE range_angle, INT line_num, enum f_edge1d_projection_mode prj_mode, INT prj_width, enum f_edge1d_filter filter_mode, enum f_edge1d_edge_direction direct_mode, enum f_diff_type diff_type, DOUBLE diff_thr, enum f_edge1d_sort_mode detect_mode, F_DEDGE **edges, INT *edge_num) |
放射状(収束or発散)方向エッジ検出 |
enum f_edge1d_filter |
enum f_diff_type |
enum f_edge1d_sort_mode |
INT FVALGAPI fnFIE_edge1d_line | ( | FHANDLE | hsrc, | |
DSGMT_T | line, | |||
INT | prj_width, | |||
enum f_edge1d_filter | filter_mode, | |||
enum f_edge1d_edge_direction | direct_mode, | |||
enum f_diff_type | diff_type, | |||
DOUBLE | diff_thr, | |||
enum f_edge1d_sort_mode | sort_mode, | |||
F_DEDGE ** | edges, | |||
INT * | edge_num | |||
) |
計測ライン(線分)上からの複数エッジ点の検出
指定した計測ラインに垂直方向に濃度投影を実行して得られた濃度プロファイルから、 複数のエッジ点をサブピクセル精度で検出します。
本関数は、 エッジ検出アルゴリズムの違いにより、 fnFIE_edge1d_line2() のように1次微分データは取得できません。
濃度プロファイルの生成 | fnFIE_edge1d_projection_line() |
エッジの検出 | fnFIE_edge1d_detect_edges_corr() |
fnFIE_edge1d_detect_edges_DoG() | |
座標変換 | fnFIE_edge1d_trans_coord_line() |
本関数では、関数内部で生成される濃度プロファイル内の隣り合う要素の濃度差が1以下の場合は、その部分を平坦であると判定します。 そのため、濃度差が1以下の部分のエッジ点は検出されません。 ただし濃度プロファイルは、微小な濃度変化を吸収するために、 fnFIE_d4i5() にて四捨五入をした後に上記処理を行います。 なお上記の処理は、 fnFIE_edge1d_detect_edges_corr() または fnFIE_edge1d_detect_edges_DoG() での処理となります。
*edges が NULL で初期化されていない場合は、本関数内部でメモリ確保しません。 メモリを確保した配列を用意してください。 edge_num に確保したメモリの個数を入力してください。 edge_num は fnFIE_edge1d_calc_projection_line_length() で求められる計測ラインの長さ以上のサイズのメモリを確保した配列を用意してください。 ただし、 edge_num はエッジ座標を検出後、検出されたエッジ点個数に上書きされます。 edge_num が0以下の場合は、 F_ERR_INVALID_PARAM が返されます。
[in] | hsrc | 入力画像(type:uc8,s16,us16,double / ch:1) |
[in] | line | 計測ライン fnFIE_edge1d_calc_projection_line_length() で求められる計測ラインの長さが9以上でなければなりません
|
[in] | prj_width | 検出片幅(0以上、単位:画素)
|
[in] | filter_mode | エッジ抽出フィルタの指定
|
[in] | direct_mode | 検出するエッジ方向の指定
|
[in] | diff_type | 濃度差しきい値の種別
|
[in] | diff_thr | エッジの最小濃度差しきい値
|
[in] | sort_mode | 検出されたエッジの保存順を指定
|
[out] | edges | 検出されたエッジ点保存配列のポインタ
|
[in,out] | edge_num | 検出されたエッジ点個数 入力の場合は、以下の通りに指定する必要があります
|
F_ERR_NONE | 正常終了 | |
F_ERR_NOMEMORY | メモリ不足 | |
F_ERR_INVALID_IMAGE | 不正な画像が渡された | |
F_ERR_INVALID_PARAM | 不正なパラメータが渡された(計測ラインの長さ不足等) | |
F_ERR_NODATA | 濃度プロファイルに有効領域が存在しない | |
F_ERR_NO_LICENCE | ライセンスエラー、または未初期化エラー |
INT FVALGAPI fnFIE_edge1d_line2 | ( | FHANDLE | hsrc, | |
DSGMT_T | line, | |||
INT | prj_width, | |||
F_EDGE1D_DIFF_FILTER | diff_filter, | |||
INT | arnd, | |||
INT | interval, | |||
enum f_edge1d_edge_direction | direct_mode, | |||
enum f_diff_type | diff_type, | |||
DOUBLE | diff_thr, | |||
enum f_edge1d_sort_mode | sort_mode, | |||
F_DEDGE ** | edges, | |||
INT * | edge_num, | |||
INT ** | diff, | |||
INT * | diff_len | |||
) |
計測ライン(線分)上からの複数エッジ点の検出
指定した計測ラインに垂直方向に濃度投影を実行して得られた濃度プロファイルから、 複数のエッジ点をサブピクセル精度で検出します。
fnFIE_edge1d_line() とは、エッジの検出アルゴリズムが異なります。 本関数によるエッジ検出アルゴリズムは、 FVXのFvxMultiEdgeと同じです。 ただし、エッジ検出アルゴリズムは前述したものと同じですが、結果が必ずしも一致するわけではありません。
濃度プロファイルの生成 | fnFIE_edge1d_projection_line() |
エッジの検出 | fnFIE_edge1d_detect_edges_diff() |
座標変換 | fnFIE_edge1d_trans_coord_line() |
*edges が NULL で初期化されていない場合は、本関数内部でメモリ確保しません。 メモリを確保した配列を用意してください。 edge_num に確保したメモリの個数を入力してください。 edge_num は fnFIE_edge1d_calc_projection_line_length() で求められる計測ラインの長さ以上のサイズのメモリを確保した配列を用意してください。 ただし、 edge_num はエッジ座標を検出後、検出されたエッジ点個数に上書きされます。 edge_num が0以下の場合は、 F_ERR_INVALID_PARAM が返されます。
*diff が NULL で初期化されていない場合は、本関数内部でメモリ確保しません。 メモリを確保した配列を用意してください。 diff_len に確保したメモリの個数を入力してください。 diff は fnFIE_edge1d_calc_projection_line_length() で求められる計測ラインの長さ以上のサイズのメモリを確保した配列を用意してください。 diff_len が0以下の場合は、 F_ERR_INVALID_PARAM が返されます。
なお1次微分データは、 fnFIE_d4i5() にて四捨五入され整数型として生成され、処理に利用されます。
[in] | hsrc | 入力画像(type:uc8,s16,us16,double / ch:1) |
[in] | line | 計測ライン fnFIE_edge1d_calc_projection_line_length() で求められる計測ラインの長さが arnd * 2 + diff_filter 以上でなければなりません
|
[in] | prj_width | 検出片幅(0以上、単位:画素)
|
[in] | diff_filter | 微分フィルタの指定
|
[in] | arnd | サブピクセル計算に使用する周辺情報の片幅(0以上) 検出した濃度微分データのピーク位置(または、または最初にしきい値を超えた位置)に対して、 ここで指定した画素分の両端の濃度微分データを使用してサブピクセル精度の計算をする |
[in] | interval | エッジ取得間隔(0以上、単位:画素) エッジ計測に利用された1次微分データ上で、エッジ方向が等しい2つのエッジ間の距離は少なくとも interval 以上となる。 エッジ方向が異なる場合は影響しない。
|
[in] | direct_mode | 検出するエッジ方向の指定
|
[in] | diff_type | 濃度差しきい値の種別
|
[in] | diff_thr | エッジの最小濃度差しきい値
|
[in] | sort_mode | 検出されたエッジの保存順を指定
|
[out] | edges | 検出されたエッジ点保存配列のポインタ
|
[in,out] | edge_num | 検出されたエッジ点個数 入力の場合は、以下の通りに指定する必要があります
|
[out] | diff | 1次微分データ保存用配列のポインタ |
[in,out] | diff_len | 1次微分データ保存用配列の長さ 入力の場合は、以下の通りに指定する必要があります
|
F_ERR_NONE | 正常終了 | |
F_ERR_NOMEMORY | メモリ不足 | |
F_ERR_INVALID_IMAGE | 不正な画像が渡された | |
F_ERR_INVALID_PARAM | 不正なパラメータが渡された(計測ラインの長さが不足等) | |
F_ERR_NODATA | 濃度プロファイルに有効領域が存在しない | |
F_ERR_NO_LICENCE | ライセンスエラー、または未初期化エラー |
INT FVALGAPI fnFIE_edge1d_arc | ( | FHANDLE | hsrc, | |
F_ARC | arc, | |||
INT | prj_width, | |||
enum f_edge1d_filter | filter_mode, | |||
enum f_edge1d_edge_direction | direct_mode, | |||
enum f_diff_type | diff_type, | |||
DOUBLE | diff_thr, | |||
enum f_edge1d_sort_mode | sort_mode, | |||
F_DEDGE ** | edges, | |||
INT * | edge_num | |||
) |
計測ライン(円弧)上からの複数エッジ点の検出
指定した円弧上にエッジを計測します。 計測ラインに垂直方向に濃度投影を実行して得られた濃度プロファイルから、 複数のエッジ点をサブピクセル精度で検出します。
計測に用いる円弧は F_ARC にて指定します。詳しいデータ構造については、構造体 F_ARC を参照してください。
本関数は、 エッジ検出アルゴリズムの違いにより、 fnFIE_edge1d_arc2() のように1次微分データは取得できません。
また、円弧の角度を以上に設定した場合、同じ箇所を複数回 計測してしまうため、エッジが重複して検出されてしまいます。そのため、入力値は
未満としてください。
濃度プロファイルの生成 | fnFIE_edge1d_projection_arc() |
エッジの検出 | fnFIE_edge1d_detect_edges_corr() |
fnFIE_edge1d_detect_edges_DoG() | |
座標変換 | fnFIE_edge1d_trans_coord_arc() |
本関数では、関数内部で生成される濃度プロファイル内の隣り合う要素の濃度差が1以下の場合は、その部分を平坦であると判定します。 そのため、濃度差が1以下の部分のエッジ点は検出されません。 ただし濃度プロファイルは、微小な濃度変化を吸収するために、 fnFIE_d4i5() にて四捨五入をした後に上記処理を行います。 なお上記の処理は、 fnFIE_edge1d_detect_edges_corr() または fnFIE_edge1d_detect_edges_DoG() での処理となります。
*edges が NULL で初期化されていない場合は、本関数内部でメモリ確保しません。 メモリを確保した配列を用意してください。 edge_num に確保したメモリの個数を入力してください。 edge_num は fnFIE_edge1d_calc_projection_arc_length() で求められる計測ラインの長さ以上のサイズのメモリを確保した配列を用意してください。 ただし、 edge_num はエッジ座標を検出後、検出されたエッジ点個数に上書きされます。 edge_num が0以下の場合は、 F_ERR_INVALID_PARAM が返されます。
[in] | hsrc | 入力画像(type:uc8,s16,us16,double / ch:1) |
[in] | arc | 計測ライン(円弧) 構造体 F_ARC にて指定します fnFIE_edge1d_calc_projection_arc_length() で求められる計測ラインの長さが9以上でなければなりません
|
[in] | prj_width | 検出片幅(0以上、単位:画素)
|
[in] | filter_mode | エッジ抽出フィルタの指定
|
[in] | direct_mode | 検出するエッジ方向の指定
|
[in] | diff_type | 濃度差しきい値の種別
|
[in] | diff_thr | エッジの最小濃度差しきい値
|
[in] | sort_mode | 検出されたエッジの保存順を指定
|
[out] | edges | 検出されたエッジ点保存配列のポインタ
|
[in,out] | edge_num | 検出されたエッジ点個数 入力の場合は、以下の通りに指定する必要があります
|
F_ERR_NONE | 正常終了 | |
F_ERR_NOMEMORY | メモリ不足 | |
F_ERR_INVALID_IMAGE | 不正な画像が渡された | |
F_ERR_INVALID_PARAM | 不正なパラメータが渡された(計測ラインの長さ不足等) | |
F_ERR_NODATA | 濃度プロファイルに有効領域が存在しない | |
F_ERR_NO_LICENCE | ライセンスエラー、または未初期化エラー |
INT FVALGAPI fnFIE_edge1d_arc2 | ( | FHANDLE | hsrc, | |
F_ARC | arc, | |||
INT | prj_width, | |||
F_EDGE1D_DIFF_FILTER | diff_filter, | |||
INT | arnd, | |||
INT | interval, | |||
enum f_edge1d_edge_direction | direct_mode, | |||
enum f_diff_type | diff_type, | |||
DOUBLE | diff_thr, | |||
enum f_edge1d_sort_mode | sort_mode, | |||
F_DEDGE ** | edges, | |||
INT * | edge_num, | |||
INT ** | diff, | |||
INT * | diff_len | |||
) |
計測ライン(円弧)上からの複数エッジ点の検出
指定した円弧上にエッジを計測します。 計測ラインに垂直方向に濃度投影を実行して得られた濃度プロファイルから、 複数のエッジ点をサブピクセル精度で検出します。
計測に用いる円弧は F_ARC にて指定します。詳しいデータ構造については、構造体 F_ARC を参照してください。
円弧の角度を以上に設定した場合、同じ箇所を複数回 計測してしまうため、エッジが重複して検出されてしまいます。そのため、入力値は
未満としてください。
fnFIE_edge1d_line() とは、エッジの検出アルゴリズムが異なります。 本関数によるエッジ検出アルゴリズムは、 旧1次元エッジ検出ライブラリと同じとなります。 旧ライブラリとの互換性のために、本関数は作成されています。 ただし、エッジ検出アルゴリズムは旧ライブラリと同じですが、結果が必ずしも一致するわけではありません。
濃度プロファイルの生成 | fnFIE_edge1d_projection_arc() |
エッジの検出 | fnFIE_edge1d_detect_edges_diff() |
座標変換 | fnFIE_edge1d_trans_coord_arc() |
*edges が NULL で初期化されていない場合は、本関数内部でメモリ確保しません。 メモリを確保した配列を用意してください。 edge_num に確保したメモリの個数を入力してください。 edge_num は fnFIE_edge1d_calc_projection_arc_length() で求められる計測ラインの長さ以上のサイズのメモリを確保した配列を用意してください。 ただし、 edge_num はエッジ座標を検出後、検出されたエッジ点個数に上書きされます。 edge_num が0以下の場合は、 F_ERR_INVALID_PARAM が返されます。
*diff が NULL で初期化されていない場合は、本関数内部でメモリ確保しません。 メモリを確保した配列を用意してください。 diff_len に確保したメモリの個数を入力してください。 diff_len は fnFIE_edge1d_calc_projection_arc_length() で求められる計測ラインの長さ以上のサイズのメモリを確保した配列を用意してください。 diff_len が0以下の場合は、 F_ERR_INVALID_PARAM が返されます。
なお1次微分データは、 fnFIE_d4i5() にて四捨五入され整数型として生成され、処理に利用されます。
[in] | hsrc | 入力画像(type:uc8,s16,us16,double / ch:1) |
[in] | arc | 計測ライン(円弧) 構造体 F_ARC にて指定します fnFIE_edge1d_calc_projection_arc_length() で求められる計測ラインの長さが arnd * 2 + diff_filter 以上でなければなりません
|
[in] | prj_width | 検出片幅(0以上、単位:画素)
|
[in] | diff_filter | 微分フィルタの指定
|
[in] | arnd | サブピクセル計算に使用する周辺情報の片幅(0以上) 検出した濃度微分データのピーク位置(または、または最初にしきい値を超えた位置)に対して、 ここで指定した画素分の両端の濃度微分データを使用してサブピクセル精度の計算をする |
[in] | interval | エッジ取得間隔(0以上、単位:画素) エッジ計測に利用された1次微分データ上で、エッジ方向が等しい2つのエッジ間の距離は少なくとも interval 以上となる。 エッジ方向が異なる場合は影響しない。
|
[in] | direct_mode | 検出するエッジ方向の指定
|
[in] | diff_type | 濃度差しきい値の種別
|
[in] | diff_thr | エッジの最小濃度差しきい値
|
[in] | sort_mode | 検出されたエッジの保存順を指定
|
[out] | edges | 検出されたエッジ点保存配列のポインタ
|
[in,out] | edge_num | 検出されたエッジ点個数 入力の場合は、以下の通りに指定する必要があります
|
[out] | diff | 1次微分データ保存用配列のポインタ |
[in,out] | diff_len | 1次微分データ保存用配列の長さ 入力の場合は、以下の通りに指定する必要があります
|
F_ERR_NONE | 正常終了 | |
F_ERR_NOMEMORY | メモリ不足 | |
F_ERR_INVALID_IMAGE | 不正な画像が渡された | |
F_ERR_INVALID_PARAM | 不正なパラメータが渡された(計測ラインの長さ不足等) | |
F_ERR_NODATA | 濃度プロファイルに有効領域が存在しない | |
F_ERR_NO_LICENCE | ライセンスエラー、または未初期化エラー |
INT FVALGAPI fnFIE_edge1d_radial | ( | FHANDLE | hsrc, | |
DPNT_T | center, | |||
INT | start_radius, | |||
INT | range_radius, | |||
DOUBLE | start_angle, | |||
DOUBLE | range_angle, | |||
INT | line_num, | |||
enum f_edge1d_projection_mode | prj_mode, | |||
INT | prj_width, | |||
enum f_edge1d_filter | filter_mode, | |||
enum f_edge1d_edge_direction | direct_mode, | |||
enum f_diff_type | diff_type, | |||
DOUBLE | diff_thr, | |||
enum f_edge1d_sort_mode | detect_mode, | |||
F_DEDGE ** | edges, | |||
INT * | edge_num | |||
) |
放射状(収束or発散)方向エッジ検出
指定した円の中心を基準に開始半径から処理範囲半径まで放射状にエッジを計測します。 処理範囲半径が正の値の場合は、中心から外向きに計測し、負の値の場合は、円周上から内向きに計測を行います。 開始角度は自由に設定することが可能です。検出ラインの間隔は、処理範囲となる角度を(検出ライン本数-1)で割ったものとします。
開始半径と処理範囲半径の合計値が0以上でない場合はエラーとします。( ( start_radius + range_radius ) >= 0 )
各計測ラインの出力エッジ点は1点とします。出力するエッジ点はdetect_modeにより、エッジ強度が最大の点、もしくは開始半径に一番近い点が選択可能です。
range_radiusが正でdetect_modeがF_POS_SORTの場合
![]() 矩形型の濃度投影 | ![]() 扇型の濃度投影 |
*edges が NULL で初期化されていない場合は、本関数内部でメモリ確保しません。 メモリを確保した配列を用意してください。 edge_num に確保したメモリの個数を入力してください。 edge_num は 計測ライン本数(line_num)以上のサイズのメモリを確保した配列を用意してください。 ただし、 edge_num はエッジ座標を検出後、検出されたエッジ点個数に上書きされます。 edge_num が0以下の場合は、 F_ERR_INVALID_PARAM が返されます。
[in] | hsrc | 入力画像(type:uc8,us16,double / ch:1) |
[in] | center | 計測円の中心座標 |
[in] | start_radius | 検出ラインの開始半径(0以上) |
[in] | range_radius | 検出ラインの処理範囲半径 |
[in] | start_angle | 開始角度(radian) |
[in] | range_angle | 処理範囲角度(radian) |
[in] | line_num | 検出ライン本数(1以上) |
[in] | prj_mode | 濃度投影方法の指定
|
[in] | prj_width | 濃度投影片幅(0以上、単位:画素)
|
[in] | filter_mode | エッジ抽出フィルタの指定
|
[in] | direct_mode | 検出するエッジ方向の指定
|
[in] | diff_type | 濃度差しきい値の種別
|
[in] | diff_thr | エッジの最小濃度差しきい値
|
[in] | detect_mode | 各計測ラインで検出されたエッジ点の出力方法を指定
|
[out] | edges | 検出されたエッジ点保存配列のポインタ 開始角度から順に格納されます
|
[in,out] | edge_num | 検出されたエッジ点個数 入力の場合は、以下の通りに指定する必要があります
|
F_ERR_NONE | 正常終了 | |
F_ERR_NOMEMORY | メモリ不足 | |
F_ERR_INVALID_IMAGE | 不正な画像が渡された | |
F_ERR_INVALID_PARAM | 不正なパラメータが渡された(計測ラインの長さが不足等) | |
F_ERR_NO_LICENCE | ライセンスエラー、または未初期化エラー |