色票を表す構造体です。 本ライブラリでは、処理対象領域の特徴量(平均値や代表色、分散共分散行列等) をまとめたものを色票と定義します。
変数 | |
DOUBLE | color [3] |
平均色 | |
DOUBLE | mat [6] |
分散共分散行列 | |
UINT | flag |
計算領域の分布に関するフラグ |
DOUBLE F_COLOR_CHART::color[3] |
平均色
平均色や代表色のための要素。 FIE画像オブジェクトのチャネル順に保持されます。 RGB 色空間を例にすると、
DOUBLE F_COLOR_CHART::mat[6] |
分散共分散行列
本来、分散共分散行列のサイズは 3×3 ですが、求められる行列は対象行列であるため、 同値となる3つの要素を除いた6つの要素だけを保持します。 参考のために、以下に 3×3 の分散共分散行列を示します。
ここで、 、
、
です。 分散共分散行列は、
UINT F_COLOR_CHART::flag |
計算領域の分布に関するフラグ
マハラノビスノルムの計算や、分散基準の色抽出に使用されるフラグです。 下記の値の bit-OR で設定されます。