WIL説明書(C++)
3.1.0
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ここには、スレッド関連のクラスを集約しています。
本ライブラリは、初期化・解放時以外はグローバル変数で状態を保持する処理を避けて、 マルチスレッドでの利用の妨げにならないように作られていますが、 同一のインスタンスに対して複数のスレッドがアクセスする場合はスレッドセーフではありません。 その場合は、ユーザが排他制御しなければなりません。
メインページの 全般仕様 に 『マルチスレッドでの使用における注意』を記載していますのでご参照ください。
モジュール | |
サンプルコード | |
クラス | |
class | FVCL::CFvMutex |
排他制御クラス [詳解] | |
class | FVCL::CFvScopedMutex |
スコープ内排他制御クラス [詳解] | |
class | FVCL::CFvThread |
スレッドクラス [詳解] | |
型定義 | |
typedef BOOL(__stdcall * | FVCL::ThreadHandler) (void *sender, void *param) |
コールバック関数型 [詳解] | |
FVCL::ThreadHandler |
コールバック関数型
この型は CFvThread の _ThreadKicker からコールされる関数の型を示します。 CFvThread は、引数 sender に this ポインタを渡します。 引数 param には、ユーザーが指定したパラメータを渡します。
パラメータは任意ですが通常はコールバックされる関数を保有するクラスの this ポインタを渡してください。 ユーザーが設定したコールバック関数がクラスのスタティックメンバの場合、 コールバック関数からクラスのインスタンスメンバに直接アクセス出来ない為、 param に渡された this ポインタを介してアクセスする必要が有ります。 必要が無ければ NULL を指定して構いません。
周期処理を継続する場合は、コールバック関数の戻り値に TRUE を返してください。 _ThreadKicker が停止するまで繰り返しコールバック関数を呼び出します。 戻り値に FALSE を返すと _ThreadKicker が停止します。