FGA ライブラリの SDK には下記のものが含まれます。
| ファイル名 |
WIL 3.0.0.x 用 | WIL 3.1.0.x 用 |
DLL | 64 bit | fgamt.x64.3.0.0.dll | fgamt.x64.3.1.0.dll |
インポートライブラリ | 64 bit | fgamt.x64.3.0.0.lib | fgamt.x64.3.1.0.lib |
インクルードファイル | fga.h |
FGA ライブラリ説明書 (本書) | fga.chm |
FGA ライブラリを使用したアプリケーションの開発を行う環境 (開発環境)、及び実行を行う環境 (実行環境) では下記セットアップを行う必要があります。
- 弊社画像処理ライブラリ WIL (開発環境 / 実行環境)
FGA ライブラリの開発環境、及び実行環境では 弊社画像処理ライブラリ WIL (基本ライブラリ) が必要となります。 (※1)
開発環境では WIL の 「開発キット(SDK)」 を、実行環境(開発環境として使用しない場合)では 「ランタイムモジュール(RTL)」 をセットアップして下さい。
※ 使用可能な WIL のバージョン等に関しては 「リリースノート」 のページを参照して下さい。
- ライセンスキー用ドライバ (実行環境)
FGA ライブラリの実行環境ではライセンスキー用ドライバが必要となります。
弊社画像処理ライブラリ WIL で使用しているものと同じライセンスキー用ドライバをセットアップして下さい。 既にセットアップ済みであれば再度セットアップを行う必要はありません。
- NVIDIA CUDA (実行環境)
FGA ライブラリの実行環境では NVIDIA 社が提供する CUDA の実行環境と CUDA 対応 GPU ボードが必要となります。
CUDA 対応 GPU ボードが搭載された実行環境に下記のセットアップを行って下さい。
・ CUDA Driver
・ CUDA Toolkit
※ 使用可能な CUDA のパージョン、GPU ボード 等に関しては 「リリースノート」 のページを参照して下さい。
- ※1.
- FGA ライブラリは WIL に含まれる C 言語 I/F のライブラリである 「FIE ライブラリ」 のみを必要とします。
FGA ライブラリを PC 上で動作させる為には、下記のランタイムライセンスが必要となります。
- FGA ライブラリ ランタイムライセンス
- WIL 標準ソフトウェア ランタイムライセンス
これらのライセンス情報が PC 上に存在していない場合、FGA ライブラリの関数はライセンスエラーとなり異常終了します。
このとき、戻り値が INT 型である関数では F_ERR_NO_LICENCE エラーが、戻り値が ポインタ 型である関数では NULL が戻り値として 返されます。
FGA ライブラリを使用する為には、
fnFGA_setup() にてライブラリ全体の初期化処理を行う必要があります。
初期化処理が行われていない場合 FGA ライブラリ関数は正常に動作しませんので、アプリケーションの開始直後に一度
fnFGA_setup() の呼び出しを行うことをお忘れにならないようお願い致します。
さらに FGA ライブラリを正常に動作させる為には、
fnFIE_setup() により
FIE ライブラリの初期化処理が済まされている必要があります。
fnFIE_setup() についての詳細は、
「FIE ライブラリ説明書」 を参照して下さい。
fnFIE_setup() と
fnFGA_setup() の呼び出しを行う順序はどちらでもかまいません。
FGA ライブラリを終了する際には、
fnFGA_teardown() にてライブラリ全体の終了処理を行って下さい。
ここでは上記 FGA ライブラリ SDK を使用してアプリケーションを作成する例を示します。
- インクルードファイル
- FGA ライブラリの関数等の定義は上記 FGA ライブラリ SDK に含まれる fga.h にて定義されています。
ご使用の際には、使用するソースファイルにて fga.h をインクルードして下さい。
- ライブラリへのリンク
- FGA ライブラリへのリンクは上記 FGA ライブラリ SDK に含まれる インポートライブラリ を使用して行って下さい。
下記は Visual C++ で pragma を使用した WIL 3.1.0.x / 64 bit 環境での記述例です。
#pragma comment (lib, "fgamt.x64.3.1.0.lib")