Release 1.6.0

目次
1. アップデート
2. 動作環境
3. 詳細

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1. アップデート

機能追加および、変更

• fnFGA_img_shrink2()
  • 二値画像(F_IMG_BIN)に対する処理速度とメモリ使用量を改善.
• fnFGA_sauvola_threshold()
  • FIE 3.2.0 における変更に追従し, 単精度浮動小数点画像(F_IMG_FLOAT), 倍精度浮動小数点画像(F_IMG_DOUBLE) に対応.
• 本ライブラリをWindowsリモートデスクトップ経由で利用できるように変更。従来はリモートデスクトップ経由で使用しようとすると、ライセンスエラーとなっていた。

不具合修正

• fnFGA_geotrans_affine()
• fnFGA_geotrans_perspective()
  • FIE 3.4.0 における不具合修正に対応.
• fnFGA_niblack_threshold()
• fnFGA_sauvola_threshold()
  • 8bit濃淡画像(F_IMG_UC8)に対する処理で、局所領域サイズが大きい場合、潜在的に実行の度に処理結果が変化する危険性があった問題を修正.
• fnFGA_shift_avr_threshold()
• fnFGA_shift_avr_threshold_ex()
• fnFGA_shift_avr_threshold_offset()
  • 局所領域サイズが大きい場合、潜在的に実行の度に処理結果が変化する危険性があった問題を修正.

ドキュメント修正

• fnFGA_img_copy()
  • 状況によって処理が同期される場合と同期されない場合があるため, 条件を明記.

• 非同期関数
  • サンプルコードにおいて, 非同期関数ではない関数の例を変更.

対応環境変更

• CUDA 10.1 に対応.
• WIL 3.1.0.x に対応.

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2. 動作環境

CPU

本バージョンの FGA ライブラリ は 64bit(x64) に対応しています.

GPU

本バージョンの FGA ライブラリ は下記の NVIDIA 社製 GPU に対応しています.
(本バージョンの FGA ライブラリはこれらの GPU で動作確認が行われています)

• Compute Capability 3.0 の CUDA 対応 GPU
  
• Compute Capability 3.5 の CUDA 対応 GPU
  
• Compute Capability 5.2 の CUDA 対応 GPU
  
• Compute Capability 6.1 の CUDA 対応 GPU
  
• Compute Capability 7.5 の CUDA 対応 GPU

CUDA

本バージョンの FGA ライブラリ は下記バージョンの CUDA に対応しています.

• CUDA 10.1 / 64bit

WIL (Windows 環境)

本バージョンの FGA ライブラリ は下記バージョンの WIL(FIE ライブラリ) に対応しています.

• WIL 3.0.0.x / 64bit
• WIL 3.1.0.x / 64bit

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3. 詳細

デバイスコード

本バージョンの FGA ライブラリは GPU 処理のためのデバイスコードとして下記 cubin 及び PTX コードを内包しています.
これらのデバイスコードが CUDA の仕様において動作可能な環境であれば本バージョンの FGA ライブラリは動作しますが, サポート対象外となります.

cubin

sm_30, sm_35, sm_37, sm_50, sm_52, sm_60, sm_61, sm_70, sm_75

PTX

sm_70