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第1回 スマートメンテナンス展 [東京] イベントレポート
2025年7月9日(水)~11日(金)幕張メッセにて開催された「第1回 スマートメンテナンス展 [東京]」へ出展しました。3日間を通して、多くのお客様にご来場いただきました。残念ながら会期中にご来場いただけなかったお客様にブースの様子をお伝えできればと思います。
当ブースでは、「人依存の工程からの脱却」をテーマに人依存の工程を自動化するソリューションをご紹介いたしました。 製造現場の ・製品目視検査 ・計数作業 ・設備点検、監視・保全など、人に依存し自動化されていない現場のお客様向けに、デモンストレーションをご覧いただき、作業の自動化を体感いただきました。
■開催概要・デモ展示詳細はこちら
展示・デモンストレーションの紹介
当日はデモや事例動画のご紹介も交えながら、お客様の課題解決に向けたソリューションをご紹介しました。写真にて実際のデモの様子をお届けいたします!
今回のテーマは「人依存の工程からの脱却!」で、4つのカテゴリに分けて、ご紹介しました。お客様の中にも製造業現場で、「ここの人手作業を自動化したい・・!」「ここの人手が足りない・・!」といったお悩み、日々あるのではないでしょうか?ぜひご自身の課題に当てはめて見ていってください。
さて、当日の様子や、どんな製品・デモが展示されいたのか詳しく見ていきましょう~!
手挿入電子部品の目視検査からの脱却!
製品目視検査:手挿入基板検査装置
- 手挿入された大型電子部品(コンデンサ、抵抗、コネクタ等)を対象とした基板検査装置
- 半田付け前に極性間違いや部品取り違いを検出し、不良流出を防止
- 対応部品(開発中):電解コンデンサ・ダイオード(極性)、抵抗(カラーコード)、コネクタ(向き)
- 自動実装が難しい工程における品質検査を効率化
基板が正しい位置に設置されているのか計測中・・・!
製品担当コメント(宇津木)
コンセプト出展ではありましたが、関連する業務に携わる方々からは共感をいただけまして、いち早くお届けしたいという思いを新たにすることができました。
特に設定の手間については皆様のご関心の高い内容だったと感じています。良品の姿を学習しているのですかという質問や、基板のシルクや設計図面などから検査設定を自動で生成したいというご要望を多くいただきました。
検査においてその品質を担保するためには検査そのものをAIに任せるよりも検査基準は人手によるチェックが必須と考えていますが、その補助としてはAI活用の余地がまだまだありそうです。
さらに利便性を高めた姿でリリースできるように開発を続けてまいります。
人による設備保全業務からの脱却!
設備点検・監視・保全:異常検知・設備診断システム CX-D
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予知保全・品質改善を目的に、データ収集から異常検知・状態診断までを1台で実現するBOX型装置
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データ収集・可視化・異常検知・通知・制御など、稼働監視に必要な機能を標準搭載。AIがその場で設備状態を学習・監視
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工場内で処理を完結するエッジコンピューティング型で、スピーディーな導入が可能。DX推進をサポート
工場内の設備が止まらないよう管理します!
製品担当コメント(山中)
生産設備の予知保全・異常検知に向け、これから設備稼働データ取得のお客様、可視化まで導入されているお客様等多数弊社ブースに来場いただきました。
「これからデータ取得のお客様はどのようにデータ取得するのが良いか?」、「また可視化されているお客様は収集済データをどのように活用するのが良いか?」など、共通の課題を持たれているお客様が非常に多かったです。
また、設備保全業務人不足は全てのお客様共有の課題で、早期対応必須のお客様が多数いらっしゃいました。是非、弊社のCXシリーズご活用いただき、お客様のお困り事を解決していきたい!と強く思いました。
細かい部品の手作業カウントからの脱却!
部品計数の効率化:作業時間70%削減 めばかり君
- 部品の計数作業を画像処理技術で補助し、手作業の負担を大幅に軽減
- 部品を計測台に載せて“ばらす”だけで自動カウントが可能
- 神経を使う細かい作業から作業者を解放
- 計数結果や作業履歴はすべてデータとして保存され、トレーサビリティも確保
実際に触ってもらうことで、小さい部品の数えやすさを体感してもらいました!
製品担当コメント(長嶋)
多くのお客様に「パーツカウンター めばかり君」を実際にお試しいただきながら、現場で抱えていらっしゃるリアルなお悩みや、「こうだったらいいのに…」といったご要望を、その場で直接伺えたことは、本当に貴重な経験でした。
また 沢山のお客様が自社でカウントにお困りの部品を持参し「めばかり君」で実際に計数してくださったこともとても嬉しく印象に残っています。
微細な部品を正確に数える作業は、シンプルですが非常に重要な事であるとあらためて実感しました。
当社の製品はお客様のお声を機能に盛り込んでいきます。これからも現場の声にしっかり耳を傾けながら、より良い製品づくりに取り組んでまいります。
熟練した人手による面取り加工からの脱却!
工場自動化システム:自動面取り装置(ティーチングレス)
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ティーチングレスで自動軌跡生成
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ワーク投入から取り出しまで自動化
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多工程対応のマルチ仕上げツール搭載
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不定形・重なりワークも処理可能なビジョンローダー
製品担当コメント(山中)
動画展示のみでしたが、対象製品が少量多品種の為自動化出来ず、人手で面取り加工されている課題のお客様が多いことが良くわかりました。
また、人手による面取り加工は熟練工の技術が必要で属人的になってしまい、後継者不足で悩まれているお客様が多数いらっしゃいました。
弊社の製品は画像処理で形状を認識し、見たままを加工するティーチングレス面取り装置です。今回の展示会でこの製品のニーズが高いことが良くわかりました。
タクト向上など、さらに製品性能を高めて参りたいと考えています。
パーツカウンターと面取り装置が紹介されました!
【潜入レポート】なぜあなたの工場はまだ「キツい」のか?製造業DXをリードする「AI画像認識」と「屋外自動運転」最新技術を解説(ものづくりワールド2025)
TechLIVE by ITmedia様のYouTubeで、「自動面取り装置」、「計数器・パーツカウンター めばかり君」をご紹介いただきました。(03:46~)
より理解を深める!オンラインセミナーのご案内
展示会でご紹介した内容をより詳しく・わかりやすく解説するオンラインセミナーです。現場の深刻な「人手不足」「作業の人依存」を、すぐに解決できるヒントをお届けします。
現場ではいま、
・点検・監視・保全が人手不足で追いつかない
・部品のカウントミスや手作業に限界を感じている
・手挿入基板の検査が属人化している
といった“自動化しきれていない工程”への不安と負担が高まっています。
本セミナーでは、展示会でご紹介した「目視検査」「計数作業」「設備点検・監視・保全」の3つの工程に特化した最新ソリューションを、「人依存の工程からの脱却」をテーマにわかりやすく・コンパクトに・事例を交えてご紹介します。
「現場の困りごとをそのまま持ってきてOK」です。自社に合う改善策が見つかる45分間、ぜひご参加ください。
- セミナータイトル:もう限界…製造現場の人手に頼った工程、今すぐ変えませんか?目視検査・設備点検・カウント作業をラクにする3つの最新DX術
- 開催日時:2025年07月25日(金) 14:00~14:55
会場:オンライン(全国どこでも参加が可能)
ご来場者特典 一括ダウンロード
ブースへお越しいただいたお客様には、各テーマのカタログや事例集をお配りいたしました。残念ながら会期中にご来場いただけなかったお客様もこちらよりダウンロードできますので、是非この機会にダウンロードください。