製品・サービス
筐体設計
東京エレクトロンデバイスでは筐体設計を行う際に、基板設計、ソフトウェア設計、FPGA設計、電源設計などの各分野に精通するスペシャリストとの綿密なすり合わせの上進めています。開発者の方のイメージをしっかりと具現化するべく、医療機器、一般産業分野のみならず大学や研究所、防衛向けなど最先端技術を保有している機関との共同開発にも積極的に取り組んでおります。
特徴
当社では、電気設計のみならず、筐体も含めた開発支援を提供しております。アイデアベースから仕様抽出の具現化、また、3DCAD、熱設計、構造解析といった構造設計、安定した供給を実現するためのサプライチェーン構築に至るまで、品質管理も含めお任せいただけます。
開発実績
開発・製造対象
大学や研究機関からのご依頼で電気設計に加えて筐体側の設計製造もおこなったものでは、企画当初は細かい仕様までつめらていない状況でご要望されている内容を一つ一つ丁寧に具現化していくプロセスで双方のイメージをすり合わせ、最終形へ昇華していきます。具体的に製品化した事例を見ていきましょう。
創薬専用スーパーコンピュータ「MDGRAPE-4A」向けラックおよびキャビネット
大型放射光施設 加速器向けフィードバック用信号処理装置
8Kスーパーハイビジョン非圧縮記録装置
超高速プロジェクタ DynaFlash
電池駆動型温湿度センサー
その他の事例
検査装置
医療装置
ネットワーク製品
19インチラック
放送機器
映像機器
こちらに掲載していないこともご相談ください。
開発プロセス
筐体開発・製造の流れ
筐体設計においては意匠、機構、強度、各種防耐制を鑑みて、納期コストに応じた設計開発が求められます。
その開発プロセスの中で、ざっくりとした製品仕様をお持ちのお客様の筐体の具現化を進めます。ヒアリングした内容を元に手書きのポンチなどを作成し、筐体の外観イメージ、内部構成を共有しつつ仕様を固めます。製品の仕様決めのお手伝いから、コストダウン、組立性、メンテナンス性など幅広くご提案します。
実際の設計フェーズではCADイメージでの設計、3Dモデリングの対応が可能です。2D作図機能、構成部品の干渉チェック機能、分解図作成、断面、各種トランスレータ(IGES、STEP他)に対応するツールを所有しています。
例:仕様のヒアリングのイメージを具現化(分解図)
使用ツール
種類 | ツール名 |
---|---|
2D CAD | CAE2D、Autodesk AutoCAD、CADPAC-CREATOR 2D |
3D CAD | Solid edge、Solid Works、Creo Parametric、Creo Elements/Direct、Autodesk Inventor |
熱解析 | Solid Worksプラグイン |
構造解析 | Creo Parametricプラグイン |
各種認証
当社は1985年に設計開発センターを開設して以来、医療機器、産業機器、画像・放送機器等の分野を中心にさまざまな設計受託を行ってまいりました。設計範囲は、基板、ソフトウェア、FPGA、筐体、電源など幅広くカバーしております。
近年では、医療機器製造業登録を行い医療機器システムの開発・製造から販売、品質管理まで当社グループから一貫して提供することが可能です。詳細はこちらをご覧ください。
- 第二種医療機器製造販売業許可
東京エレクトロンデバイス株式会社 本社 許可番号 第14B2X10064号 - 医療機器製造業登録(設計)
東京エレクトロンデバイス株式会社 エンジニアリングセンター 登録番号 第14BZ200368号 - 医療機器製造業登録(主たる製造工程、国内における最終製品の保管)
東京エレクトロンデバイス長崎株式会社 登録番号 第42BZ200017号 - 高度管理医療機器等販売業・貸与業認可
東京エレクトロンデバイス株式会社 本社 許可番号 第111030237号 - 高度管理医療機器等販売業・貸与業認可
東京エレクトロンデバイス株式会社 エンジニアリングセンター 許可番号 第111280220号
開発・製造体制
お客様にご満足いただける製品を提供するために仕様検討から製造にいたるまで、東京エレクトロンデバイスグループ、パートナーと連携して設計し製造の各工程を対応します。