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人手作業の自動化

作業の自動化 工程管理プラットフォーム

作業の自動化 工程管理プラットフォーム
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工程管理プラットフォーム「TriMath(トリマス)」は、人依存の工程作業をビジョンロボット・設備などを連携させ自動化するためのプラットフォームです。

取り出し、計数・検査、仕分け、ラベル読込、梱包などの複数の作業を、まとめて制御・自動化する「工程管理機能」と、取り扱う対象物が多品種(異なる形状)でも対応できる「ワーク管理機能」を兼ね備え、従来、自動化が難しかった人依存の現場作業を自動化できます。

ビジョンロボット、搬送設備、検査システムなどの機器を制御するシステム構築・運用には、高度な専門知識をもった人材が必要でしたが、工程管理プラットフォーム「TriMath」は、工程管理機能、ワーク管理機能の基本機能により、導入コストおよび運用コストも削減します。

お客様の現場課題

こんなお悩みはありませんか?

  • 作業の自動化を検討したいが、工程で行う作業が複雑、変更もある
  • 扱う対象物が多品種で、サイズ・形もいろいろ
  • 導入、運用までを想定したシステム設計、構築作業は荷が重い

自動化が難しい人依存の現場の特徴には大きく2つあります。

1つは「工程で行う作業の種類が多い」ことです。例えば、取り出し、計測・検査、仕分け、ラベル貼り、梱包などの複数作業を一括で対応する必要がある現場です。もう1つは「取り扱う対象物の種類が多い」ことです。サイズが違う、形状が違う、種類が違う対象物を、日々の作業で扱わなければならない現場です。

こうした現場作業を自動化するには、多種多様な対象物(ワーク)の認識ができる仕組みと、その対象物に対して複数の作業をワンシステムで実現する工程制御・管理の仕組みが必要となります。

人依存の現場課題の特徴

3つの特長

工程管理プラットフォーム「TriMath」は、人依存の工程作業を自動化するための3つの特長を持っています。

 

 

工程管理プラットフォームの特長

工程管理プラットフォームの特長

1. 作業手順を管理

複数作業を指示・切替できる工程管理機能

ロボット・ビジョンシステムを含めた設備を連携させ、現場作業の動作を作成・編集・管理します。

 

  • 動作をリストで管理

工程管理プラットフォーム「TriMath」は、複数設備の複合作業内容が記述されている「動作リスト」によって管理されています。操作方法はいたってシンプル。目的の「動作リスト」を選択して実行ボタンを押すだけ。慣れ親しんだパソコンのソフトウェアを操作する感覚で、複数設備の複合作業を実行させることができ、誰でも簡単にあつかうことができます。

動作をリストで管理

 

  • 現場運用に合わせて新規作成・編集

「TriMath」導入時には、システム運用に必要な「動作リスト」をご用意します。標準装備されている専用エディタを使用することで「動作リスト」はファイル感覚でコピー・編集ができますので、複数設備の複合作業内容に変更が発生した場合でも容易に対応することができます。もちろん「動作リスト」は新規で作成することもできますので、システム運用開始時に想定していなかった複数設備の複合作業が必要になった場合でも柔軟に対応することができます。

動作リスト 段取り替え(「ラベル貼り ⇒ 仕分け」を「仕分け ⇒ ラベル貼り」)

動作リスト 段取り替え(「ラベル貼り ⇒ 仕分け」を「仕分け ⇒ ラベル貼り」)

2. ワークを管理

 AI・画像処理を連携させ、多品種の形状・サイズを認識・識別できるワーク管理機能

多品種少量生産の現場では、ワーク品種が非常に多く、更に新しいワークも随時追加されていきます。ワーク管理機能はそのような現場に対応するため、ワーク登録機能を装備しています。ワーク登録機能は、ワークの特徴や作業内容により「ルールベース」もしくは「AI」登録を選択することができ、ソフトウェアのメニュー画面にしたがいながら簡単にワークを登録することができます。登録したワークを「工程管理機能/動作リスト」内に、組み込むことで新しいワークの工程管理もできるようになります。

 

「ルールベース」登録か「AI」登録かを選択可能「ルールベース」登録か「AI」登録かを選択可能
現場で新しいワークを撮影してその場で登録現場で新しいワークを撮影してその場で登録

3. 複数設備を一元管理

既存および新規の設備(ロボット、ビジョンシステム・搬送設備など)のインテグレーションが可能

複数設備を一元管理

 

ヒトのように現場で柔軟に対応できるシステム

ヒトのように現場で柔軟に対応できるシステム 導入前
ヒトのように現場で柔軟に対応できるシステム 導入後

 

ロボットビジョンシステム カタログダウンロード
操作画面やシステム概要・構成のスペックなど、より詳しい情報を載せています。
現場導入前の検討にぜひお役立てください。

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ユースケース

工程管理プラットフォーム「TriMath」を活用した具体的なユースケースをご紹介します。

 

部品の個包装・仕分け作業の自動化

倉庫や生産ラインの最終工程などで行われている商品の出荷作業工程があります。こうした作業現場では、部品をピッキングする事から始まり、計数、仕分け、個包装、ラベル張りと細かな作業を人が行っています。

こうした複数の作業を、必要な設備を連携させ1つの自動化システムに仕上げます。 「TriMath」は複数の工程も並行してマネジメントできるので、工程の拡大に対しても柔軟に対応できます。

部品出荷工程作業

部品の個包装・仕分け作業の自動化

 

生産工程の加工補助・検査・仕分け作業の自動化

工場の部品加工工程では、工作機械へのロード・アンロードおよびその後の検査、不良品の除去、仕分けなどの工程があります。特に多品種を扱う工程をまるっと自動化するには、新規・既存の設備を連携させ、扱う商品に合わせて動作を適切に管理していくことが求められます。こうした現場の自動化にも「TriMath」は活用いただけます。

部品加工 工程の作業

生産工程の加工補助・検査・仕分け作業の自動化

提供システム

「TriMath」は現場に合わせて選定したビジョンシステム・ロボット・付帯機器を接続・連携可能な制御盤をご提供します。ビジョンシステム・ロボット・付帯機器をシームレスに連携させることで、ロボットビジョンシステム導入プロセスを大幅に簡素化します。専門知識のない方でも、ビジョン機器の選定やPLCプログラム、工程盤の設計・製作の手間を省くことができます。

 

1. TriMath製品提供(操作盤+ビジョン機器+制御システム)
2. TriMathを活用したロボットシステム一式

項目
内容
対応可能な作業
  • ロード・アンロード
  • ピッキング
  • 仕分け
  • 検査
実装機能
  • ユーザーインターフェース
  • 動作編集機能
  • ワーク管理機能
  • 複数台ロボット制御
インターフェース
  • Digital I/O
  • EtherNet/EtherCAT
動作ロボット
  • FANUC
  • YASKAWA
  • DENSO WAVE
  • UNIVERSAL ROBOTS
  • DOBOT
コンピューティング環境
  • 専用IPC(PLC)

 

「TriMath」と機器の接続例

選べる導入方法

① 自動化システムを丸ごと依頼したい(相談先がいない/自社でできない)

② ビジョン連携やシステム化は協力してほしい(各機械設備は自社でできる)

導入・運用プロセス

1. ヒアリング(実態と実現課題の把握)

  • 現状(作業内容、ワーク形状・積み方、環境など)
  • ご要望(背景、内容、スケジュール、費用感など)

2. 構想と整合(実現方法の整合)

  • 実現性とリスク要因の抽出・システム化構想の策定
  • 構想のご説明およびすり合わせ

3. 提案と発注(解決案の合意)

  • 構築システム、構築スケジュール、運用シナリオ
  • 検収条件、投資額(導入・運用)

4. 製造と導入(準備と検収)

  • 製造管理、 プロジェクト管理、 導入前1次検収
  • 導入検収テスト、運用ドキュメント

5. 運用とメンテ(導入効果・運用支援)

    • サポートサービスメニュー提供(動作改善、障害対応)

ユースケース

材料袋のデパレタイズ

材料袋のデパレタイズ ロボット

ユースケースを見る

鋳物材料のピッキング

鋳物材料のピッキング ロボット

ユースケースを見る

商品のピースピッキング

商品のピースピッキング ロボット

ユースケースを見る

洗濯機
ピッキング・デパレタイズ

廃棄室外機
ピッキング・仕分け

不定形物の
ピッキング

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用語解説

ロボットビジョンとは

位置検出や検査のためにFAロボットや協働ロボットに取り付けるカメラシステムで、「マシンビジョン」とも呼ばれます。カメラシステムをつけることでロボットに目を持たせ、物の形や特徴をロボットに伝達する役割があります。状況を捉える「センサ(カメラ)」、撮像した対象物を認識して判断する「画像処理システム」などで構成され、画像処理の結果に合わせてロボットに指示を出す役割も果たします。こうした技術は、自動車、電機、電子デバイス、工作機械、食品、物流、溶接、加工のような業界でも多くの実績があります。

産業用FAロボットとは

産業用ロボットとは、3軸以上の自由度があり、プログラムによって自動制御可能なマニピュレーションロボットを言います。工場の自動化システム(ファクトリーオートメーション)では、主に「垂直多関節ロボット」、「水平多関節ロボット(スカラロボット)」、「パラレルリンクロボット」、「直交ロボット」の4種類があります。

協働ロボットとは

協働ロボットとは、人と協力しながら働く人間協調型の産業用ロボットです。産業用ロボットは、安全柵が必要で隔離された環境下での利用にとどまっていました。この安全柵なく同じ空間で人と一緒に柔軟な作業できるのが特徴です。そのため協働ロボットでは、ロボットビジョンシステムを活用活用することで、作業の効率化や多品種・他工程への対応、コスト削減などに大きな効果を発揮します。

ロボットアーム(マニピュレータ)とは

ロボットアームは、垂直多関節ロボット(6軸機構)、水平多関節ロボット(スカラロボット)、「パラレルリンクロボット」、「直交ロボット」それぞれで異なります。ロボットアームの自由度(可動範囲)、可搬重量(ペイロード)、駆動方式、速度、精度などの特徴から現場作業にあった機種を選定する必要があります。

ロボットハンド(エンドエフェクタ)とは

ロボットハンドはロボットアームの先端に取り付け、掴む・回すなどのハンドリング作業を担う重要なパーツです。大きく2つのタイプがあり、人間の手のような指・爪をエアシリンダーやモーターで駆動し対象物を掴む「把持ハンド」と、エアを利用し真空パッドで吸着させてワークを掴む「吸着ハンド」があります。選定には、作業対象ワークの「重量」、「形状」、「品質」、「柔軟性・材質」などを考慮することが有効です。

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