製品・サービス
成長型ビジョンオートメーションシステム TriMath

TriMathは、ビジョンロボットシステムを構築するためのOSおよび操作盤+ビジョン機器を一体化した製品です。お客様の現場に合わせて、ビジョン機器の選定から全体システムの構築、操作盤の設計・製作までトータルでサポートします。
当社の提案は、お客様に最適なビジョンロボットシステムをご提案するだけでなく、導入時のコスト削減や自社エンジニアの負担軽減にも寄与します。
ビジョンロボットシステム導入の課題
1. ビジョンの選定
- 複数メーカーがあり特徴・機能も多岐、知見・経験なしでは選定が難しい
- 対象のワークを認識・判別できるのか不明確
2. システム構築
- ビジョンシステムとロボット間のみを接続する製品しか見つからない
- システム全体を構築するために各機器取扱い技術習得が必要
3. エンジニア不足
- システム全体を構築できるエンジニアが少なく、相談先がない
- 自社で取り組もうにも知識・経験が少ない、もしくは人手が足りない
4. 現場で生まれ続ける要望
- 「作業最適化のために動作改善をしたい」、「新製品に対応する」などの現場で生まれ続ける要望への対応
提供システム
TriMathは現場に合わせて選定したビジョン機器および、ビジョンシステム・ロボット・付帯機器を接続・連携可能な制御盤をご提供します。
ビジョンシステム・ロボット・付帯機器をシームレスに連携させることで、ビジョンロボットシステム導入プロセスを大幅に簡素化します。専門知識のない方でも、ビジョン機器の選定やPLCプログラム、工程盤の設計・製作の手間を省くことができます。
1. TriMath
2. TriMathを活用したビジョンロボットシステム一式
製品特長・メリット
ビジョンオートメーションシステム(システム全体を制御、導入プロセスを簡易化)
導入・提案を簡易化する3つの要素
1. ビジョン選定不要
- 実ワークと作業に適した機器、識別方法を選定
- 多様な対象物を認識。検査物の作業にも対応
2. 設計・製作削減
- ビジョンロボットシステムをパッケージ化
- PLCプログラムおよび工程盤の設計・製作が不要
3. 素早い動作改善
- 作業内容の変更、AI育成によるワーク認識率改善が現場で対応可能
ビジョンロボットシステム導入プロセス イメージ図
【補足】
- I/F:Interface(インターフェース)の略、システムを接続する部分を指す用語
- IO:Input, Output(入力、出力)の略、センサーやコンベアなど付帯機器との信号やりとりを指す用語
- フロー:付帯設備、ロボット含めた、各作業における動作手順
- タクトタイム:1つの製品の製造にかかる時間、もしくは1作業にかかる時間
商談プロセス
1. ヒアリング(実態と実現課題の把握)
- 現状(作業内容、ワーク形状・積み方、環境など)
- ご要望(背景、内容、スケジュール、費用感など)
2. 構想と整合(実現方法の整合)
- 実現性とリスク要因の抽出・システム化構想の策定
- 構想のご説明およびすり合わせ
3. 提案と発注(解決案の合意)
- 構築システム、構築スケジュール、運用シナリオ
- 検収条件、投資額(導入・運用)
4. 製造と導入(準備と検収)
- 製造管理、 プロジェクト管理、 導入前1次検収
- 導入検収テスト、運用ドキュメント
5. 運用とメンテ(導入効果・運用支援)
-
- サポートサービスメニュー提供(動作改善、障害対応)
TriMathユースケース
動画
TriMathのお客様導入動画およびデモンストレーションの動画をご紹介します。
洗濯機 ピッキング・デパレタイズ
原料(袋)ピッキング・デパレタイズ
廃棄室外機 ピッキング・仕分け
原料(鉱石)ピッキング・仕分け
メッキ部品のピッキング
不定形物のピッキング
多品種部品のピッキング
用語解説
ロボットビジョンとは
位置検出や検査のためにFAロボットや協働ロボットに取り付けるカメラシステムで、「マシンビジョン」とも呼ばれます。カメラシステムをつけることでロボットに目を持たせ、物の形や特徴をロボットに伝達する役割があります。状況を捉える「センサ(カメラ)」、撮像した対象物を認識して判断する「画像処理システム」などで構成され、画像処理の結果に合わせてロボットに指示を出す役割も果たします。こうした技術は、自動車、電機、電子デバイス、工作機械、食品、物流、溶接、加工のような業界でも多くの実績があります。
産業用FAロボットとは
産業用ロボットとは、3軸以上の自由度があり、プログラムによって自動制御可能なマニピュレーションロボットを言います。工場の自動化システム(ファクトリーオートメーション)では、主に「垂直多関節ロボット」、「水平多関節ロボット(スカラロボット)」、「パラレルリンクロボット」、「直交ロボット」の4種類があります。
協働ロボットとは
協働ロボットとは、人と協力しながら働く人間協調型の産業用ロボットです。産業用ロボットは、安全柵が必要で隔離された環境下での利用にとどまっていました。この安全柵なく同じ空間で人と一緒に柔軟な作業できるのが特徴です。そのため協働ロボットでは、ロボットビジョンシステムを活用活用することで、作業の効率化や多品種・他工程への対応、コスト削減などに大きな効果を発揮します。
ロボットアーム(マニピュレータ)とは
ロボットアームは、垂直多関節ロボット(6軸機構)、水平多関節ロボット(スカラロボット)、「パラレルリンクロボット」、「直交ロボット」それぞれで異なります。ロボットアームの自由度(可動範囲)、可搬重量(ペイロード)、駆動方式、速度、精度などの特徴から現場作業にあった機種を選定する必要があります。
ロボットハンド(エンドエフェクタ)とは
ロボットハンドはロボットアームの先端に取り付け、掴む・回すなどのハンドリング作業を担う重要なパーツです。大きく2つのタイプがあり、人間の手のような指・爪をエアシリンダーやモーターで駆動し対象物を掴む「把持ハンド」と、エアを利用し真空パッドで吸着させてワークを掴む「吸着ハンド」があります。選定には、作業対象ワークの「重量」、「形状」、「品質」、「柔軟性・材質」などを考慮することが有効です。
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導入事例
リサイクル工場における重筋作業の低減を目指して
ビジョンロボットシステム TriMath

