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計測・検査システム

塗布検査システム

塗布検査システム
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近年、自動車の軽量化やEV化によるシール材や接着剤の自動塗布が急速に増加しております。高度なシール性や接着性が要求されるため、塗布剤の塗布無しや切れ、均一な幅や高さの計測判定を行う塗布検査システムです。また、新設の塗布装置にはもちろん、既設の塗布装置にも簡単に後付け検査が可能です。

導入例

  • 自動車ボディ(スポット溶接前の防水、防振)
  • エンジンブロックなど(密閉ガスケット)
  • 自動車用関連部品の接着(電気、小型ケースなど)
  • 窓用接着材塗布の検査
  • 自転車用部品シーリング検査
  • センサ部品の塗布検査
  • 貼合わせ部塗布検査

特徴

漏れなく検査

複数カメラ(標準 2 台、最大4台)でディスペンサの塗布方向に依らず塗布軌跡を撮影し、コーナー部分などでも死角を作らずもれなく検査することが可能です。

【実装イメージ】

高速高精度

画像処理装置内の専用パルスジェネレータにより、塗布開始信号に同期して撮像信号が連続的に自動生成されるので、安定した連続撮像が可能で、検査結果は逐一モニターに表示され、すばやく確認できます。また、結果を保存しておくことで後から詳細に確認することも可能です。

 

既存設備に構成変更なく後付け可能

ロボットからの塗布信号を入力として塗布状態を監視するため、既設のロボットにも簡単接続・実装が可能です。

塗布材料別の採用ポイント

2次元塗布検査

材料:アドヒ

用途:

  • 自動車の車体部品: 車体のパネルやフレームの接合
  • 航空機の構造部品: 翼や胴体の接合
  • 電子機器の基板: プリント基板の固定や部品の接着
  • スマートフォンのディスプレイ: ディスプレイパネルの接着

ポイント:塗布対象のワークが多様でも、柔軟な2次元検査が可能です。

材料:ヘムシーラ

用途:

  • 車両のボディ: 防錆と耐久性向上のため
  • 電子機器の筐体: 防湿と耐久性向
  • ガラス: 表面の保護と汚れ防止

ポイント:本接着剤の塗布工程では、塗布するロボット速度が高速で、ワークも平らではないという特徴があります。そうした環境でも高精度な検査が可能です。

3次元塗布検査

材料:ウレタン

用途:

  • 自動車の車体部品: 車体のガラスパネルやフレームの接合

ポイント:塗布軌跡の中でカーブ部分についても死角なく高精度な3次元検査が可能です。

実装パターン

塗布ロボットによる汎用性や塗布精度向上させたい場合には、塗布ヘッド移動(ワーク固定)タイプ、塗布ロボットの設置スペースがない場合には、塗布ヘッド固定(ワーク移動)タイプにも対応しております。

 

【ヘッド移動(ワーク固定)タイプ】

ヘッド移動(ワーク固定)タイプ
※対象に応じて複数台カメラを使用します。

【ヘッド固定(ワーク移動)タイプ】
ヘッド移動(ワーク固定)タイプ

検査 デモ動画

ヘミング用接着, マスチック接着剤 検査例

ウレタン塗布 検査例

FIPG塗布 検査例

システム構成図

接着剤 用語集

マスチック接着剤
主成分:合成ゴム
特徴:ゴムの弾性接着剤で、充填接着に使われます。無溶剤で加熱することで硬化します。
耐久性が高く、油面鋼板にも優れた接着性を示します。
用途:ボンネットやドア部の外板と内板の接着(外板の強度アップと外板の振動による騒音防止)

 

ヘミング用接着剤
主成分:一液硬化型エポキシ樹脂
特徴:無溶剤で加熱硬化します。粒径の均一なガラスビーズを使うことで仮止め効果が向上します。
油面鋼板や亜鉛メッキ鋼板にも優れた接着性を示します。シーリングの役目も果たします。
用途:ドアなどのヘミング部(ヘミング=折り返し)

 

スポットシーラー
主成分:合成ゴム
特徴:ゴムの弾性接着剤で充填接着に使われます。スポット溶接部などに塗布することで耐水性を発揮し溶接部を保護します。スポット溶接前に塗布するため、腐食性ガスを発生しません。
用途:スポット溶接部の耐久性(防水、防錆など)向上

 

構造用接着剤
主成分:一液硬化型エポキシ樹脂
特徴:耐久性および耐衝撃性が高い無溶剤の接着剤。油面鋼板や亜鉛メッキ鋼板に優れた接着性を示します。
用途:車体フレーム部でスポット溶接ができない箇所の接着。スポット溶接との併用(車体剛性向上)

 

ダイレクトグレージング用接着剤
主成分:一液湿気硬化型ポリウレタン
特徴:車体剛性を向上することができる。以前はボディおよびウィンドウにプライマーを塗布する必要があったが、今はプライマーなしでも十分な接着強度を発現する。
用途:ボディとウィンドウ(ガラス)の接着

 

内装用接着剤1
主成分:二液型ポリウレタン系
特徴:臭気性がないため、内装に向いている。プラスチック類の接着性が良好
用途:インパネなど内装部品の接着

 

内装用接着剤2
主成分:湿気硬化型一液クロロプレンゴム系
特徴:幅広い材料で接着することができる。初期強度が良いため、仮押さえが不要で作業性が良い。両面に塗布して接着する
用途:ボード類の内装仕上げ

 

内装用接着剤3(ホットメルト型)
主成分:EVAもしくはSBS樹脂
特徴:熱で溶けて冷え固まると接着強度が発現するので高速接着が可能
用途:インパネなど内装部品の接着 FIPG用途

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