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第6回［名古屋］ロボデックス展 イベントレポート
2023年10月25日(水)～2023年10月27日(金) ポートメッセなごやにて開催された「第6回［名古屋］ロボデックス -ロボット [開発]・[活用] 展-」へ出展しました。3日間を通して、多くのお客様にご来場いただきました。残念ながら会期中にご来場いただけなかったお客様にブースの様子をお伝えできればと思います。
当ブースでは、「工場の現場DX」をテーマに掲げ人手作業、目視作業を自動化・効率化しセキュアな環境を提供するソリューションを紹介いたしました。実用AI プラットフォーム、ビジョンロボットシステム、工場セキュリティのデモンストレーションを通して、工場 現場DX化の実現を実感いただきました。
■開催概要・デモ展示詳細はこちら
【来場者アンケート結果発表】工場DXについて教えてください！
会場では来場者の方に、「工場DX」に関するアンケートを実施いたしました。多くの来場者の方に、実際に感じている課題・関心のあるテーマについて、当てはまる項目にシールを貼っていただきました。では3日間の集計結果を発表していきます！
1. 工場DXで関心のあるテーマは次のどれですか？
人手作業の効率化が約半数を占める回答でした。次に関心を集めたのは目視検査ですが、これも人の作業であるため、「人手による作業の自動化」が注目を集めていることがわかりました。特に工場現場では、まだまだ人手作業が多く存在しており、その改善への期待が現れた結果となりました。
2. 取り組む上での課題は何ですか？
DXに関する課題として、人手不足という声が多く挙がりました。人手作業を減らしたい。でもそのための人材が不足していると言うもどかしい結果です。DXの成功には、人材の育成や成長が重要な鍵となり、私たちはその分野でのノウハウを持っています。この状況でまずは、人材不足でDX化が進められないというお悩みに対して気軽にご相談いただける会社でありたいと感じました。
3. 技術的に関心のあるテーマは何ですか？
昨年同様、「AI」が一番の注目事項でした。今回の展示会では、AIと画像処理の両方の技術を使用した、外観検査や成長型オートメーションシステムTriMathを展示しました。技術的なテーマは一般に難しいと感じられがちですが、実際には専門家に相談することが最も簡単な解決策です。何を解決したいのか、そのことだけで十分です。私たちは現場に適した解決策を提案し、一緒に進めていくお手伝いをさせていただきたいと考えています。
展示・デモンストレーションの紹介
当日はデモや事例動画のご紹介も交えながら、お客様の課題解決に向けたソリューションをご紹介しました。動画にて実際のデモの様子をお届けいたします！
ビジョンロボット・制御・AI
ロボットビジョンシステムをパッケージ化！成長型オートメーションシステムTriMath
TriMathは、ビジョンロボットシステムを構築するためのOSおよび操作盤＋ビジョン機器を一体化した製品です。ブースでは、お客様の現場作業工程をイメージし、「ピッキング」、「仕分け」、「自動面取り加工」など、実際の作業現場で発生する動作や作業を、１つの操作盤でまとめて制御・連携するデモンストレーションを実施しました。
予知保全・品質改善
異常検知・設備診断システムCX-D・時系列データ自動分析マシンCX-M
CX-Dは、お客様（製造業）の予知保全や品質改善を目的に、設備のデータ収集、可視化、高度なAI技術（機械学習）を活用した異常検知、状態診断を行うための設備診断システムです。CX-Mは、予知保全や品質改善を目的に、異常検知から要因調査までの現場課題をデータ分析で素早く解決する自動化マシンです。ブースでは、サーマルカメラを使用して、温度ムラで異常を検知する監視デモを行いました。
部品計数
作業時間が70%削減！計数器・パーツカウンター
部品倉庫の入庫時、部品払い出し時、在庫部品の棚卸時などに実施する部品計数作業を、画像処理により補助するシステム 計数器・パーツカウンターです。ブースでは、計数器・パーツカウンターの実機を設置し、“部品を 「載せて」「広げて」「撮る」だけ”という直観的な操作をお客様に実際にご体験いただきました。
外観検査 ルールベース×AI
AIプラットフォーム FV-2350 パラメータマシン
参考出展のパラメータマシンは、ノーコードで外観検査システムを構築することが可能なツールです。AI開発ツールとの組み合わせで、ルールベースとAIの併用が可能です。ブースでは、目視で傾けながらでないと見つからない車の表面のキズに対して、多方向の照明を切り替えた複数の画像を撮像し学習させることで検査が可能になるデモを行いました。
広範囲3D塗布検査
FV-DispenseChecker-Projector FV-1420
FV-DispenseChecker-Projectorは、マスチック塗布検査に最適な三次元塗布検査装置です。ブースではプロジェクタと複数カメラを組み合わせて塗布材の三次元情報を取得するデモを行いました。点塗布の高さ、面積、体積と、線塗布の幅、高さ、面積、体積が検査可能です。
ロボットシステム基盤
ロボットシステムプラットフォーム
ロボットシステム基盤として、サーバー、ワークステーション、操作系PC、各種センサーからのデータを集約するゲートウェイを含む豊富なラインアップ、供給力で定評のあるデル社製品ベースでのシステム・ソリューションをご紹介しました。バージョン固定のWindows for IoT の導入で、評価運用コスト・リスクを低減し、オンプレミスとクラウドのハイブリットネットワークで、クラウド運用に付加価値を提供します。
工場ネットワークセキュリティ
サイバー攻撃から工場を守る！工場向けネットワークセキュリティEdgeシリーズ
Edgeシリーズは、サイバー攻撃から工場内の重要資産を守るネットワークセキュリティ製品です。OT環境に特化したコンセプトで開発され、工場のネットワークに設置することで、配下に接続されている重要資産をサイバー脅威から保護し、脆弱性を悪用する攻撃を防ぐことが可能です。
ブースでは、実際の工場の一部を想定したデモキットを使用しました。デモキットを使用することで、工場内の可視化からPLCへの疑似攻撃までを想定し、実際どのようにサイバー攻撃の検知・ブロックを行うかをご紹介いたしました。
特別プレゼンテーション
シアターコーナーでは、ビジョンロボットシステムで行うデモンストレーションの説明を行い、作業現場のシステム構築に興味をお持ちのお客様にお立ち寄りいただきました。ブースでは、お客様の現場作業工程をイメージし、「ピッキング」、「仕分け」、「自動面取り加工」など、実際の作業現場で発生する動作や作業を、ビジョンロボットシステムで行うデモンストレーションを実施しました。
ビジョンロボットシステム TriMath デモンストレーション 一連の流れ
ご来場者特典 一括ダウンロード
ブースへお越しいただいたお客様には、「目視検査のお悩み解決「AI活用事例集」」をはじめとした各テーマのカタログや事例集をお配りいたしました。残念ながら会期中にご来場いただけなかったお客様もこちらよりダウンロードできますので、是非この機会にダウンロードください。
