デジタル・アナログ技術だけでモノづくりは語れない！
「パワエレ技術」の重要性

モノづくりにおいて必要となるエレクトロニクス技術は、最先端のデジタルデバイスや、アナログデバイスを操る技術スキルだけではありません。それらが組み込まれる電気装置・機器に対して必ず必要となる電源を如何にして効率よく設計することは、モノづくりの肝として重要な技術スキルのひとつとなっていますが自社リソースで確立することは難しいのではないでしょうか？本特集ではそのような課題解決の一助となるパワエレ関連 受託設計サービスを紹介いたします。

パワエレ技術（パワーエレクトロニクス技術）とは、端的に言うと「電力を変換するための技術」です。
電気装置（家電製品など電気で駆動する装置）を動作させるためには電気を供給する必要があります。電気の種類は、「直流（DC:Direct Current）」と「交流（AC:Alternating Current）」に大別されます。例えば、家庭用コンセントから出力される電気は、AC100V（交流の電圧100ボルトの電気）と標記されています。また、乾電池から出力される電気は、DC1.5V（直流の電圧1.5ボルトの電気）と標記されています。一般的な家電製品はAC100Vで駆動しますが、これをDC1.5Vの乾電池1本で駆動させることはできません。また多数の乾電池を用いて電圧を100Vにしても、家電製品には交流の電気が必要なのでやはり動かすことはできません。

このように電気装置の駆動には、適切な種類の電気を適切な電圧で供給する必要があります。電気の種類や電圧を変換するのに必要となる技術が「パワエレ技術」です。
また、パワエレ技術を使って電気の種類や電圧を変換する変換機は「インバータ」、「コンバータ」と呼ばれています。

パワエレ技術と言えば、鉄道・自動車・産業機器・家電など生活に身近な様々なところに適用され、省エネを支える重要な技術であることは周知の事実です。

さらに、太陽光発電等の再生可能エネルギーの更なる普及や発電効率の向上、産業機器や家電、次世代自動車などの一層の省エネ化を実現させるために、モノづくりにおけるパワエレ技術の重要性は近年ますます高まっています。

電気をロスなく効率的に変換するには、高度なパワエレ技術が必要となります。

高度な機能を備えた多くの種類のインバータやコンバータを必要とする製品開発が必須となっている一方で、パワエレ技術に習熟した技術者は少なく必要な開発リソースの確保にお困りの方が多いのではないでしょうか？

・課題として認識しているが、デジタルやアナログ技術の確保が優先され、パワエレ技術は後回しになっている
・確保しようにもパワエレ（やアナログ設計）に対応できる人員リソースが少ない
・パワエレ周りを自社設計するには、電圧、電流レベルが高く、技術的にハードルが高い

・・・といった声がよく聞かれます。

東京エレクトロンデバイスの設計開発・量産受託サービスは、パワエレ技術を中心に、アナログおよびデジタル技術を横断した協調設計サービスのご提案が可能です。さらには、商社としての強みであるサプライヤ、開発パートナとの多岐にわたるネットワークを活用することでお客様のニーズに沿った受託サービスをご提供します。必要な開発リソース獲得のひとつの手段としてTEDパワエレ関連の受託開発サービスをご利用ください。

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