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鋳物部品のピッキングロボット

過酷な労働環境から解放する
鋳物部品の製造環境は鉄などを溶解させるため高温になり、更に鋳物部品自体が重たいため、厳しい作業環境での重労働となっています。製造工程において混入する廃材などのため、対象となる鋳物部品との見極めなどが課題となり、自動化が難しい現場でした。本ロボットシステムはこの課題を解消し今まで自動化が難しかった鋳物部品のピッキング作業を自動化します。
導入現場
鋳物部品の解枠工程後には鋳物部品と廃材が混入しており鋳物部品と廃材の仕分け、さらには鋳物部品の箱詰めが必要になります。鋳物部品以外にも、成形用の冷やし金などの回収工程があります。
動作ポイント
廃材と鋳物を見分ける
事前に登録してある鋳物部品以外は不特定な形状を持つ廃材と判断し、鋳物部品と廃材を仕分けすることが可能です。コンベア上の鋳物部品と廃材は重なりあっている状態でも重なっている部品を取り除く動作を組み込むことで、鋳物部品の取り逃しを軽減可能です。
異形の部材を仕分け
複数の鋳物部品を登録しておくことで、多品種少量生産の鋳物部品製造ラインにおいても、段取りの変更をする必要がなくピッキング作業を実現可能です。


作業工程
1. 鋳物部品登録
鋳物部品を事前に登録しておくことで、ピッキングミスを大幅に軽減するとともに、ピッキング後の仕分け作業が可能です。部品登録機能を使用することで、誰でも簡単に部品を登録することが可能です。
2. バラシ設定
製造現場では鋳物部品と廃材が重なりあって搬送されてくるケースがあります。仕分け作業前にバラシ機能を使った工程を追加、設定することで、ピッキング漏れを削減することが可能です。
3. 動作指定
・ピッキング先の振り分け
複数部品を扱う場合、認識結果によりデパレタイズ先を設定可能です。
・マテハン機器とも連携し動作
コンベアなどマテハン装置に認識情報を出力することで、仕分け作業を連携させることが可能です。
※鋳物関連部品:鋳造部品、ダイカスト部品、冷やし金、鋳鉄、鋳鋼、銅合金部品、チタン合金部品、アルミニウム合金部品、マグネシウム合金部品、亜鉛合金部品
システム構成
現場作業は、個々の動作の組み合わせと連携で構成されている
全体システム構成要素例
導入ステップ
TriMath 導入後サポートサービス
デモセンター見学
TED ロボットセンター(TRC)は、実演を通してお客様に体感いただき超えるべき実用性の壁を明確にし、現場課題の解決をスタートできる場を提供します。不定形・不規則形状物の柔軟なピッキング・仕分け作業の自動化デモンストレーションや、実機によるビジョン技術解説、現場課題と対策検討会を行っています。
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