導入事例
生産現場 計測・検査
物流倉庫の払い出しから「手作業」を減らす
- ご提案製品
-
計数器・パーツカウンター
製品情報を見る
- 株式会社アルプス物流 大井営業所様
株式会社アルプス物流は、電子部品を主要貨物として、世界各国で保管・運送・フォワーディング等のサービスを一貫して提供する「総合物流企業」です。電子部品は繊細な貨物であり、高度な取り扱い技術が必要なだけでなく、メーカーの生産形態によって納品形態も多種多様です。同社では多品種小ロット部品の払い出し作業の現場に、東京エレクトロンデバイス(以下、TED)が開発した計数器・パーツカウンター「めばかり君」を採用しました。
課題
- 多品種小ロット部品のため作業効率アップが難しい
- 各人が持つ高い計数作業スキルの継承
- 作業時間の短縮
成果
- 多品種小ロット部品を登録することで作業効率アップ
- より安定した高い計数作業品質を確保
- 導入前と比較して、作業時間が40%程度削減
インタビュー
多品種小ロット部品払い出し作業においての課題
アルプス物流では、お客様のニーズに合わせた物流サービスを提供しています。
お取引しているお客様の中には、電子秤ではカウントが難しい電子部品や微細な金属部品を取り扱われている企業も多く、当社の管理体制においても、部品数量の厳密な管理を求められます。大井営業所においても、このような細かい部品の払い出し作業があり、それらの作業は電子秤や手作業での計数が基本で、多品種小ロット部品を取り扱う中では、作業効率を上げることが難しいという課題がありました。
払い出しの数が多い時は電子秤、数が少ないときや特殊な形状をした部品は手作業で計数を行うなど、数える部品により計数方法を変えていました。
しかし、電子秤では部品毎の単位重量の違い(軽量、ばらつき)により誤差が生じやすく、手作業でカウントミスを起こさないためには熟練したスキルが必要で、担当者変更の際には、作業効率を保つことも課題の一つでした。
※部品画像はイメージです。
画像処理による計数作業の効率化
アルプス物流には作業課題に対し、全社レベルで方針を検討する部署(保管BU部)があります。大井営業所が払い出し作業の効率化に向けて検討を始めた頃、保管BU部から各営業所に向けて計数作業における共通ソリューションとして「めばかり君」の紹介がありました。
実際に使用してみると 「めばかり君」は部品の払出し時に実施する部品計数を、画像処理により補助することで、作業を大幅に効率化することができる製品でした。
設置環境の整備
アルプス物流大井営業所では、導入後は「めばかり君」の下に台を置き、部品回収がしやすい高さに調整し、回収した部品が落下しないように作業机の縁に10cmほどの囲いも取りつけました。このように設置環境の工夫をすることで、より作業しやすい環境を整えています。
納品時と設置場所を変えたことで、部品認識が不安定になったことがありました。TEDへ相談したところ、新しい設置場所における光環境を確認し、光を遮断することでより精度が上がるとアドバイスがあり、作業台に室内光が入らないように対策したところ、不安定だった部品認識が安定し、作業効率がさらに上がりました。
「めばかり君」の設置風景
購入後のフォロー
社内での担当者変更の際には、前担当者から使用方法の引き継ぎを受けたものの「めばかり君」のマニュルすべてに目を通す時間が取れず、部品登録で不明な点もありました。しかし、TEDにサポート頂いたおかげで時間を要していた部品登録が、簡単に登録できるようになり、作業効率の保持につながりました。
今後の展開
現在登録している部品数は80種以上ありますが、「めばかり君」は約1万点まで登録ができるとのことですから、誰がいつ計数しても同じ精度を保てるように未登録の部品の登録作業を進めて行きたいと思います。
お客様プロフィール
- 会社名
- 株式会社アルプス物流 大井営業所
- 所在地
- 東京都大田区東海4-9-12
本社所在地:神奈川県横浜市港北区新羽町1756 - 設立
- 1988年10月
会社設立:1964年7月 - WEBサイト
- https://www.alps-logistics.com/
ご担当者様の声
多品種小ロット部品の払い出し作業の現場に「めばかり君」を採用したことで、作業効率のアップと作業効率の保持を実現しました。