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導入事例

生産現場 計測・検査

正確な部品計数がもたらす
釣り具メーカーの作業効率化

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株式会社山鹿釣具「YAMAGA Blanks」様

ヤマガブランクスは釣竿製造の株式会社 山鹿釣具のオリジナルブランドとして2008年に誕生したロッドメーカーです。ブランクの設計から巻きつけ、塗装、組み立て、出荷まで全てを国内自社工場で一貫生産しております。しかし、これまで特殊な形状の部品計数作業は手作業で行われており、その効率性やコストに課題がありました。そこで、同社はWEB検索を通じて「計数器・パーツカウンター めばかり君」に出会い、サンプル計数を試した結果、特殊な部品の正確な計数作業を可能にしました。

課題

・作業時間の削減と効率化
・重さで計測する際の計数個数のバラつき
・手作業に伴う計数作業へのストレス

成果

・導入前と比較して、作業時間が大幅に削減
・正確な計数が確保され、計測作業の信頼性が向上
・手作業に伴うストレスがなくなり、計数作業がより快適に

インタビュー

特殊な形状部品をいかに正確に数えるか

めばかり君導入前は、部品を手作業で計数していました。送られてくる部品は「ガイド」と呼ばれる部品で、主にリールと呼ばれるものから竿に糸を通すためのリング状の金具です。ガイドは最大で100個ずつ袋に入っており、毎月の生産に応じて数量を50個や30個などに分ける必要がありました。当社の竿の毎月の生産は約60~70モデルで、モデルごとに生産数が違います。

1本の竿に平均してさまざまな種類のガイドが8~9個程使用されます。袋から最大100個の部品を分ける作業には1つの部品につき約1分半から2分かかり、作業中に人とのコミュニケーションが入ると時間がかかり、どこまで数えていたか忘れてしまうこともありました。

 

ガイド

計数対象部品:ガイド

 

初めは、部品を重さ(電子秤)で計る方法も試しました。50個や30個単位で重さによる計数を2~3ヵ月間試みましたが、部品が小さくなると、一つあたりの重さが非常に小さく、誤差が生じやすかったです。0.01gまで計れる電子秤を使用して、さまざまなサイズの部品を計測しましたが、正確に計数できるのは大きな部品に限られました。また重さで計っているため、従来行っていた部品名と数量のラベリングだけでなく、部品を分けた日付・重量・担当者名等を記載する作業がありました。

このように課題としては、正確性、効率化、作業時のストレスがありました。

 

導入のきっかけはWEBページにあったサンプル計数

このような課題を抱えており、WEB上で解決策を探していた際に、「パーツ計数」というキーワードで検索を行ったところ、めばかり君の情報がトップに表示されました。偶然、他の担当者も同じページを見ていて、WEBの内容とYouTubeにアップされていた「使用感を動画で実感!登録・計数作業デモ」を見て、めばかり君なら、早く、正確に計数ができそうだと感じ、問い合わせをしました。

問い合わせをした後すぐに「お試しサンプル計数」をして実際に扱っている部品をTEDに送り、計数していただきました。今回対象になった部品、ガイドは、部品の形状が立体的なため、計数が難しいかと思いましたが、どの角度からでも正確に数えることができ、我々の課題に対処できることを確認しました。

形状が特殊であるにもかかわらず、送ったサンプル部品がすべて正確に計測でき、高い精度を備えていることに加え、操作が非常に簡単で、特別なパラメータ調整をほとんど必要としない点が、購入の決め手となりました。

 

計数業務の効率化と品質向上

前述のとおり部品を分けた後に部品名等をマスキングテープに手書きしていたのですが、今は計測完了後に自動的に日付や部品名、担当者などが印刷されたシールが出力されるので、部品名の記入ミス等がなくなりました。

特に、ガイドについては部品名が似ているものが多いため、管理が容易になり、部品を使用する際に部品名がすぐに分かるため、非常に大きな利点となっております。

履歴機能につきましても、計数の数え間違い自体は滅多に発生しませんが、袋から仕分ける数が誤っていた場合、それがいつ発生したのかを振り返ることができるため、問題を追跡することが早くなり非常に役立っています。例えば、100個の袋から70個と30個に分ける必要がある作業で、誤って40個と60個に分けてしまった場合など、その時点で何が起こったのかを後から確認できます。

 

誰でも簡単に操作が可能

最初は使い方や登録の方法に関する勉強会を行いました。操作が非常に簡単であることもあり、参加者全員が使い方を迅速に習得しました。その過程で、シャッタースピードを下げれば部品がより明瞭に映ることがわかり、作業をより効率的に行うために試行錯誤するようになりました。

部品を効率的に数えるコツとして、作業テーブルのトレイの上に部品を上手く広げると、正確な数え上げが容易に行えます。初めはコツが必要に見えるかもしれませんが、慣れれば簡単に作業が行えます。

また、多少の重なりであればきちんと数量を判別してくれる点も嬉しい誤算でした。

 

作業風景

実際の計数作業の様子

 

ガイド部品の計数に関して不明点や問題が発生した際も、TEDのサポートが非常に迅速で助かりました。そのおかげで、現在は問題なくめばかり君を使用しています。

 

今後の展開

当社は、釣竿やグッズの部品の一部として、ゴムワッシャーや緩衝材なども取り扱っていますので、これらの部品を数える際にも、めばかり君が役立つ可能性があります。また、めばかり君を使用して計測しやすい小さな部品も今後増えることが予想されますので、その際には積極的に活用したいと考えています。

 

インタビューの裏側

山鹿釣具様では保護猫を会社で4匹育てています。(ラミちゃん、ミーちゃん、ルイくん、源三郎くん)

 

お客様プロフィール

会社名
株式会社山鹿釣具「YAMAGA Blanks」
所在地
熊本県玉名郡和水町岩尻1047
設立
1989年11月
代表
中宮 修一
WEBサイト
https://yamaga-blanks.com/

ヤマガブランクスは釣竿製造の株式会社 山鹿釣具のオリジナルブランドとして2008年に誕生したロッドメーカーです。ブランクの設計から巻きつけ、塗装、組み立て、出荷まで全てを国内自社工場で一貫生産しております。

ご担当者様の声

記事は 2023年8月 取材・掲載のものです。

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