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導入事例

生産現場 計測・検査

調達部品の受け入れ管理と生産部品の払い出しで
カウントミスをなくす!
インシデント回避の一助に作業者が行う3つのステップ
「載せて」「広げて」「撮る」

ご提案製品
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計数器・パーツカウンター

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東京エレクトロン デバイス長崎株式会社様

東京エレクトロン デバイス長崎株式会社は、マイクロコンピュータの応用技術を基盤とした産業用組込製品の開発・設計、部材調達から試作、量産製造まで自社工場で行っています。設計技術と製造技術の融合により”ものづくり”のための総合技術を提供するリーディングカンパニーです。

同社は、製造ラインで使用する多品種部品の管理と実装製品毎に異なる部品払い出し作業の現場に、東京エレクトロンデバイス(以下TED)が開発した 計数器・パーツカウンター「めばかり君」を導入しました。

課題

  • 多品種部品の管理(受け入れ時の部品カウント効率を上げる)
  • 部品払い出しの作業精度向上(部品付け忘れ防止)
  • 資材と製造ライン間で作業ミスとなっている原因の特定

成果

  • 導入前と比較して、40~60%の作業時間軽減
  • カウントミスが大幅に減少
  • 作業ログにより原因特定が容易になる

採用理由

  • 部品受入から払い出しまでの計数作業が簡単
  • 部品登録が簡単(部品登録することで数えられる部品の種類が増える)
  • 作業ログによりカウント作業の作業品質向上とカウント作業のトレーサビリティの実現

インタビュー

東京エレクトロン デバイス長崎では、2019年7月より調達部品の受け入れ管理と生産部品の払い出しに、計数器・パーツカウンター「めばかり君」を導入しています。

ライン製造工程上の実装部品数の管理と確認は、部品の取り付け忘れ防止にもつながる重要な作業です。払い出し担当者と実装作業者間での運用ルールを徹底し、カウントミスと部品紛失防止の予防措置として2重、3重にチェックを行っていましたが、構成する部品が多いほど、部品の受け入れ、払い出しの業務も煩雑になるため、経験を積んだ作業者への負担が増える要因でもありました。

属人的作業を軽減しながら生産性を高めることは難しく、生産性の向上、品質の安定に向けて、半自動化ができるシステムの検討を始めていました。

グループ会社であるTEDが出展していた展示会で、計数器・パーツカウンター「めばかり君」のデモンストレーションを見たことをきっかけに、「めばかり君」の導入の検討が始まりました。

 

「めばかり君」を使用した作業風景

 

「載せて」「広げて」「撮る」3つのステップ

作業者の作業工程が少ないことも導入の決め手でした。導入決定前には、実際に使用している部品を預けて計数をお願いし、その結果を確認したうえで導入に踏み切りました。計数を行う前の登録作業も簡単で、計測する部品を「めばかり君」の作業台に「載せて」「広げて」「撮る」だけで出来ました。

計数方法を覚えるまでの時間が不要なこともあり、新しいシステムを導入する際に生まれがちな「作業者の抵抗感」は少なかったように思えます。

「めばかり君」の導入で受け入れ管理と払い出しの作業時間軽減が実現しました。

カウントミスに対しては、チェックに多くの時間を費やしていた導入前と比較して大幅に減少していますし、使用部品の員数確認工程を組み込むことで、お客様への作業品質向上のアピールにも繋がっています。

カウント作業の見える化による作業者の精神的負荷の軽減は、形には見えない副次効果として非常に有益だと感じています。

 

計測は簡単 たったの3STEP

 

今後の展望

TEDが主催する「活用のためのハンズオントレーニング」を受講したことで、より深い知見を持った作業者が増えたため、活用の幅を広げて行きたいと思っています。

部品によっては、「載せて」「広げて」の広げる範囲を限定することで、精度よくカウントできるようになる部品もあるため、カウントエリアを任意に範囲指定できるようにするなど、課題解決に向けたフィードバックをしました。

「めばかり君」の進化は、このような顧客からのフィードバックを重要な位置づけにされていると伺っています。

当社からだけでなく、色々なフィードバックがなされることで、「めばかり君」のさらなる利便性が高まり、よりスムーズに計数作業を行っていけるようになることを期待しています。

お客様プロフィール

会社名
東京エレクトロン デバイス長崎株式会社
所在地
長崎県諌早市津久葉町6-47
設立
1985年9月
代表
川浪 義光
WEBサイト
https://www.ngs.teldevice.co.jp/

東京エレクトロン デバイス長崎株式会社は、マイクロコンピュータの応用技術を基盤とした産業用組込製品の開発・設計、部材調達から試作、量産製造まで自社工場で行っています。設計技術と製造技術の融合により"ものづくり"のための総合技術を提供するリーディングカンパニーです。

ご担当者様の声

製造ラインで使用する多品種部品の管理と実装製品毎に異なる部品払い出し作業の現場に、「めばかり君」を導入しました。

記事は 2022年8月 取材・掲載のものです。

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