導入事例
生産現場 計測・検査
画像処理技術で員数管理の正確性・効率性を向上
- ご提案製品
-
計数器・パーツカウンター
製品情報を見る
- 株式会社三ツ矢 様
株式会社三ツ矢は、電気めっきのみならず化学反応を利用しためっき加工や表面処理を行い、自動車や電子機器、医療機器、航空機器等、様々な分野に製品を供給しています。めっき・表面処理の要素技術や取引先のニーズに応える幅広い技術の研究開発、付加価値の高い機能めっき皮膜の研究開発に取り組んでいます。
人手でも数え間違いのリスクがある、めっきの員数管理の負担を減らすため、同社が採用したソリューションが、東京エレクトロンデバイスが開発した微小・軽量部品 数量カウント補助システム「めばかり君」です。
課題
- 正確さが求められる員数管理
- 人手によるカウント作業の負担大
- 部署内の人手不足
成果
- 作業ログにより作業記録を見直しや計測結果として提示が可能に
- 画像処理技術により計数作業を半自動化
- 一日平均90分かかっていた作業時間を35分(3分の1程度)に削減
特徴
- 少量多品種を画像処理技術で正確に計数
- 作業者負担を軽減
- 作業履歴の確認が可能
インタビュー
画像処理技術で員数管理の正確性・効率性を向上
当社では、取引先からめっき対象物を預かり、めっき処理を実施し納品しています。製品によっては、検品や出荷時の計数作業に重量計測器を使用します。重量計測の精度には限界があり、製品がごく軽量であったり一つ一つの重さが微妙に違う場合は、数%の誤差が発生することがあります。
一方、私が所属している五反田工場では、少量多品種かつ非常に高い品質が要求される製品を取り扱っています。そのような製品はより厳格な員数管理が求められるため、機器は使わず人の手で数えていました。一人で行うと一日平均90分掛かり、数え間違いのリスクもあります。メイン業務の傍ら、その都度対応できる人員が作業を行い、場合によっては部署関係なく人手を動員していました。このような負担を減らすため、重量以外の方法で正確に計数ができる機器の導入を検討し始めました。
載せる、広げる、撮る」の3ステップで
小さな部品を簡単・正確に数える数量カウント補助システム「めばかり君」
当社が導入した東京エレクトロン デバイス株式会社の「めばかり君」は、画像処理技術により計数作業を半自動化するシステムです。数えたい部品を計測台の上に載せて広げるだけで、カメラが撮影し画像処理により自動で数量を数えます。「めばかり君」導入によって一日平均90分かかっていた作業時間を35分、つまり3分の1程度に削減することができました。また、作業記録を残せる機能は非常に役に立っています。例えば、出荷数と実際の納品数の誤差が指摘された場合に、当社で行った作業記録を見直したり計測結果として提示することができるようになりました。(五反田工場 営業課生産管理 主任)
作業記録のイメージ
お客様プロフィール
- 会社名
- 株式会社三ツ矢
- 所在地
- 東京都品川区西五反田3-8-11
- 設立
- 1959年2月
- 代表
- 草間誠一郎
- WEBサイト
- https://www.mitsuyanet.co.jp/

電気めっきのみならず化学反応を利用しためっき加工や表面処理を行っています。自動車や電子機器、医療機器、航空機器等、様々な分野に製品を供給しています。東京・五反田以外に米沢、八王子、甲府などに拠点をもち、工場ごとに得意とする分野が異なります。また、各工場から独立した研究開発部門も設置しています。技術センターや世田谷研究所では、めっき・表面処理の要素技術や取引先のニーズに応える幅広い技術の研究開発、付加価値の高い機能めっき皮膜の研究開発に取り組んでいます。
ご担当者様の声
株式会社 三ツ矢
五反田工場
営業課生産管理 主任
「めばかり君」導入によって一日平均90分かかっていた作業時間を3分の1程度に削減することができまし
た。作業記録を残せる機能も非常に役に立っています。導入にあたっては、区の助成事業である「自動化・ロボット化導入推進事業」が活用できたことも後押しになりました。
品川区「自動化・ロボット化導入推進事業」
https://www.shinagawa-auto-robot.com/
この事例の製品のお問い合わせ
